イチローがいないマリナーズは?|2011年MLBペナントレース

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イチローの話題ばかりで恐縮です。イチローは昨日、約1年10カ月ぶりに試合を欠場した。これは、ウェッジ監督とイチローが話し合って決めたことで、1試合のみということだった。

イチローは2001年のMLBデビュー以来、昨日も含めてわずか33試合しか欠場していない。イチローのいないシアトル・マリナーズ=SEAは、どんな成績を残しているのか、データを拾い出してみた。

あわせて、イチローの代役の1番打者の成績も紹介する。

イチロー不在試合は、21勝12敗.637。この期間、SEAは840勝844敗の.499だから、異様に高い数字になる。こんな数字を出すと「やはり、イチローはチームに貢献していない。いない方が強い」などという意見も出てきそうだが、そうではなくて、大黒柱がいない分、チームが危機感を持って試合に臨んでいるのだと思う。

イチローの代役の面々を見ていただきたい。キャメロン、マクレモア、ハビアー、ウィンと懐かしい顔ぶれが並んでいる。今やBALの中心選手であるアダム・ジョーンズも1試合だが1番を打っている。

近年のSEAのトレードとしては珍しく収穫の多かった2009年は、WBCの影響もあってイチローが初めて長期離脱した年だが、新加入のエンディ・チャべス、フランクリン・グティエレスという若手がいい仕事をした。チャべスは怪我もあってトレードされたが、グティエレスは今も主力選手だ。

そして、昨日のフィギンスも大不振にも関わらず2安打した。

代役の一番打者の成績は、138打数43安打の.312。イチローの1番打者としての通算打率は.328だから、それには及ばないにしても、懸命にリカバリーしているのがわかる。

ルー・ピネラがSEAの監督の時代、イチローは年に5試合程度は欠場していた。どんな選手であってもそれくらいの休養は必要だ、という判断からだ。しかし、2005年くらいからは本人が申し出ない限りずっと出場するようになっている。チームとイチローの力関係が変わってしまったのだが、良いこととは思えない。

さて、休み明けのイチローの成績はどうだろうか。今、目の前でイチローがレフト前にこの日2本目の安打を打ったのでそれも加えた。今日は三塁打も出た。

80打数28安打の.350。チーム勝率は今日を含め.526。

やはり休養の効果はあると見るべきだ。これを転機にV字回復してほしい。その可能性は十分にあるだろう。また、今後は適度に休養を取ってほしい。