パレルモMFハビエル・パストーレが、アルゼンチンのテレビ『フォックス・スポーツ・ラ・プラタ』ノインタビューで、「パレルモを去るときが来たと感じている」と語った。パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長は先日、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長がパストーレの獲得に関心を示していたことを明らかにしたばかりだ。

だが、パストーレには多くのクラブが興味を寄せている。パストーレのコメントを受けて、ブックメイカーは早くも同選手の移籍先を賭けの対象としている。だが、『Agipronews』によると、最も可能性が高いとされているのは、パレルモ残留。続いてチェルシーとバルセロナが続いているそうだ。

パストーレのコメントを受け、ザンパリーニ会長はイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、次のように話している。

「私はもはやパストーレのことを諦めたよ。彼は私とよりも、代理人と話している。彼を望むビッグクラブたちがいるんだ。侮辱されたとは感じていないよ。パレルモでもう1年続けることもできたと思うが、それと同時に、もしも大きなプレッシャーとともに残留していれば、本来のパストーレではなくなってしまうかもしれないということがあるんだ」

一方で、ザンパリーニ会長はパストーレ獲得を望むクラブに対し、「彼は現在のサッカー界で最高のタレントの一人だ。私が彼を安売りすることはない。彼が18歳のとき、私は1900万ユーロ(約22億円)を支払ったんだ」と、明確なメッセージを送っている。

なお、パストーレの代理人であるマルセロ・シモニアン氏は、イタリア『Calciomercatoweb.it』に対し、「パストーレはそういうことを言っていないし、そういうことを考えてもいない」とコメント。冒頭のパストーレ発言を否定した上で、「ナポリ? その可能性はないと思う。チェルシーと会談したか? 絶対にないよ」と続けている。