2年ぶりに空から降ってきたオタマジャクシ

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6月8日付の北國新聞が、石川県加賀市の民家前の道路や玄関先などで20匹のオタマジャクシが見つかり、「空から落ちてきたのではないか」と騒ぎになっていることを報じた。オタマジャクシは死んでおり、足の生えているものもいたという。

池や水たまり、田んぼなどにいるはずのオタマジャクシが、なぜ空から降ってきたのか。じつは、ちょうど2年前のいまごろに、日本の全国各地で「オタマジャクシが空から降る」という現象が起きている。

2009年6月4日に石川県七尾市で、約100匹のオタマジャクシが空から降ってきたのを皮切りに、「その後、岩手県紫波町、宮城県大和町、埼玉県久喜市、長野県須坂市、静岡県浜松市、広島県三次市、鹿児島県伊佐市の民家や校庭などでも同様の現象が報告された」という(時事通信、2009年6月17日)。

この「超常現象」の原因をめぐり、さまざまな「仮説」が唱えられた。まず、餌として食べたオタマジャクシを、鳥が空中ではき出したという「鳥が落とした説」。つづいて、竜巻やつむじ風などの突風により運ばれてきたという「突風説」がある。

さらに、誰かが風船のなかにオタマジャクシを入れて飛ばし、空中で鳥がつつくことにより風船が割れ、地上に落下したという「風船説」。そして、誰かがいたずらで撒いたという「いたずら説」などなど。

超常現象を批判することで有名な早稲田大学の大槻義彦名誉教授は、「複数の目撃情報や落下時の映像を集め、さらに慎重に分析する必要がある」と強調した上で、「オタマジャクシの密度は水と同程度で、泥や水草より軽い」として、突風などにより水面のオタマジャクシが飛んだ可能性を示唆した(時事通信、同)。

いまのところ、いずれの説も「オタマジャクシが空から降る」ことの決定的な原因だとは証明されていない。報道された事例を読むかぎり、「いたずら説」の可能性がもっとも高いと筆者は考える。とはいえ、いたずらだとしても、「なぜオタマジャクシなのか」という疑問は残る。

2年ぶりに空から降ってきたオタマジャクシ。謎は深まるばかりである。

(谷川 茂)

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