ナポリのアルゼンチン人DFウーゴ・カンパニャーロが、母国で深刻な交通事故に遭っていたことが分かった。アルゼンチンのメディアによると、早朝に国道で事故に遭ったとのことで、警官やカンパニャーロと一緒に人物ら3名が死亡しているが、カンパニャーロは命に別状ないという。

カンパニャーロの叔父、セルヒオ・カスティージョ氏は、イタリア『CalcioNapoli24.it』に対し、同選手に命の危険はないと話している。

「ナポリの全サポーターには安心してもらいたい。ウーゴは大丈夫だ。ひどい衝突で、彼の親友とほかに2人の方が亡くなってしまった。おそらく、霧や雨が事故の原因の一つだろう。ウーゴは入院しており、あらゆる検査を受けるために病院にとどまることになる」

「意識はあるが、ショックを受けている。まだ友人の死を知らないんだ。ウーゴ自身はいくつかの打撲と、頭を打っているだけだ。だがもちろん、ショックを受けている。シートベルトとエアバックでウーゴは助かった。母親も彼の健康状態を確認している」

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長やリッカルド・ビゴンSD(スポーツディレクター)が連絡を取り、連帯の意を伝えている。一方、FWクリスティアーノ・ルカレッリは、「僕らは言葉を失っている。とても残念だ。でも、これほど深刻な悲劇的事故だけど、ウーゴが深刻な状態でなくて、安堵のため息をついている。彼は素晴らしいファイターだ。この辛い出来事も乗り越えられるはずだよ」と語った。

カンパニャーロが2シーズンを過ごしたサンプドリアも、公式サイト上で、「ピッチでの彼は常にファイターだった。最後まで諦めない選手だった。今、彼は最も重要な試合を戦おうとしている。サンプドリアは彼に大きなエールを送りたい。しっかりと治し、ピッチで常にそうだったように、決して諦めないでもらいたい」と声明を発表している。

また、元ナポリSDで、カンパニャーロをナポリに連れてきたピエルパオロ・マリーノ氏は、「ウーゴは素晴らしい青年で、彼のことをすごく残念に思う。すぐに治ることを願っているよ。私はそうなると確信している。彼はファイターだからだ。精神的にも回復できるように願っている。起きてしまったことを消化すべく、精神的に戦わなければいけない。彼のすぐそばにいるよ。彼は素晴らしい青年なんだ。きっと立ち直れる」と語った。