年収アップ、 カギは収入のタイプを変えること

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 この時勢、なかなか収入は上がりにくいもの。不況によるコストカットで逆に収入が下がってしまう可能性もあります。
 しかし、生きていくためにお金が必要ですし、収入はあればあるだけ良いでしょう。では、収入をあげるためにはどうすればいいのでしょうか。

 日本のアンソニー・ロビンズと言われ、コーチングの分野で著名なクリス岡崎さんは『億万長者専門学校 実践編』(中経出版/刊)で、人々の“収入”のタイプを2種類に分類し、大きな富を得ている人たちに共通する法則を導き出しています。

 2種類の収入のタイプ、まず1つ目は「時間消費型収入」です。
 これはいわゆる“給与収入”のことで、時給1000円や月給40万円といった具合に、一定時間労働をした上で、その対価、報酬として月々決まった額をもらうというものです。安定した収入を得られるのが特徴です。

 もう1つは「価値運用型収入」です。
 時間に捉われずに生み出す収入で、そしていわゆるビジネスオーナーと呼ばれる人たちはこのタイプに当てはまります。
 クリスさんはこの「価値運用型収入」の多くが「貸すビジネス」であると指摘します。不動産、駐車場、店舗スペース、広告スペース、自動車、パソコン、インフラ、知識・経験などを他者に貸し、利益を得るのです。

 この「価値運用型収入」で収入を得ている人の中には、お金のことを「社員」と呼ぶ人がいるそうです。
 どうして「社員」と呼ぶのか。それは、彼らがお金は資産を生むものだと考えているからです。例えば1000万円の資産があるとします。それは1000万円の価値のある「社員」です。もしこれを銀行に預けてしまったら1000万円から少なくなることはないですが、(金利が発生するにせよ)劇的に価値が高まることはないでしょう。
 逆にそのお金を投資に使うことで、その価値はさらに高まるかも知れません。つまり、“お金を働かす”という感覚を、「価値運用型収入」の人々は持ち合わせているのです。

 大きな富を築くには「価値運用型収入」に移行することが条件の一つとなりますが、もちろん、「時間消費型収入」でも収入を増やすことは可能です。
 それは、「結果」を売ることです。会社に必要なのは「時間」ではなくて「結果」です。働いている時間をつぶして何も結果を生み出さない社員より、働く時間が少なくても結果を生み出せる社員の方が、会社にとっては好都合なのです。もちろん「結果」が出せる人は、それに見合った収入を得ることが可能です。

 クリスさんは本書の中で、世の中の必要とされる価値を産み出す人になれ!パートタイム囚人、つまり働く時間を売る人にはなるな!と注意を促します。

 より多くの収入を望むのであれば、それに見合った努力をしなければいけません。「囚人収入」漢字も音も似ているけれど、もし、あなたがパートタイム囚人だとちょっとでも自覚してしまったら、今の働き方をちょっと見直してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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