金本の左翼守備はもう限界だ|2011年NPBペナントレース
昨日、一昨日の阪神オリックス戦を見ていて、金本の左翼守備は、もう限界だと思った。一昨日のオリックス戦では、1回無死一二塁、後藤の左飛で二塁走者田口は悠々と三進した。金本がまともに投げることが出来ないことを知っていたからだ。
昨日も左飛を取った金本は遊撃鳥谷にボールを返したが、これがワンバウンドになった。もう20mくらいしか球が投げられないのではないか。
今季のNPBの主要な左翼手の成績。Gは試合数、POはフライ捕球、ASはランナーを送球で刺すなどのアウト、ERは失策。DPは併殺。
RFは、PO+AS+ERをGで割ったもの。本来はPO+AS+ERを出場イニング数で割って9倍する。その野手の守備範囲が分かる数値だが、NPBは野手の出場イニングを発表していないので、簡易型。また、外野は守備位置別の記録も発表されていないので、外野の他の守備位置の成績も含まれる。つまり、あくまで参考記録ではあるが。
もともと左翼のRFは2を上回ることはほとんどない。右翼、中堅は2前後が普通だから、左翼の守備範囲は広くはないのだが、それにしても金本の RFは低い。T-岡田や中田翔など若い左翼手の半分の広さしかない。もちろん試合終盤に交代することもあるが、この数字の低さはそれだけで説明できない。しばしば映像でも見るが、中堅の俊介や柴田講平、遊撃鳥谷などが金本を必死でカバーしている。また捕球のときの金本の動きは、現役の野球選手とは思えない。
オリックスならずとも、金本が飛球を取れば、それだけで一つ塁が取れたようなものだと思うだろう。貧打線が続く中で、これは小さくないハンデだと思う。
金本は広島時代から左翼を守ってきた。彼の守備成績。
全盛期の金本はリーグ屈指の左翼手だった。RFは左翼手としてトップクラスの2に迫り、肩の強さを示すAS(ランナーを送球で刺す)も二ケタをマークしていた。簡単にタッチアップや進塁を許さない名左翼手だったのだ。
しかしASは一昨年から記録していない。RFもレギュラー左翼手の標準である1.5を大きく割り込んでいる。一昨日の試合中継では、左飛で三振された金本を、解説の大熊忠義(かつての名外野手)が、「屈辱的」と言っていた。これ以上無残な姿を見せるわけにはいかないと思う。
打者としての金本は、まだ存在感がある。6月1日の日本ハム戦、ダルビッシュは神経を使って金本を打ち取っていた。3打席目、金本はダルの 152km/hの高速シュートの後の、20キロも遅いスライダーを見事にカットしていた。打者としての実力はまだあると思う。やはり、代打で力を発揮すべきだと思う。
桧山進次郎とともに終盤の好機で金本が控えているとすれば、相手チームは相当プレッシャーがあると思う。いいところで打つことで、金本はもう一度輝きを取り戻すことが出来ると思うのだが。
昨日も左飛を取った金本は遊撃鳥谷にボールを返したが、これがワンバウンドになった。もう20mくらいしか球が投げられないのではないか。
今季のNPBの主要な左翼手の成績。Gは試合数、POはフライ捕球、ASはランナーを送球で刺すなどのアウト、ERは失策。DPは併殺。
もともと左翼のRFは2を上回ることはほとんどない。右翼、中堅は2前後が普通だから、左翼の守備範囲は広くはないのだが、それにしても金本の RFは低い。T-岡田や中田翔など若い左翼手の半分の広さしかない。もちろん試合終盤に交代することもあるが、この数字の低さはそれだけで説明できない。しばしば映像でも見るが、中堅の俊介や柴田講平、遊撃鳥谷などが金本を必死でカバーしている。また捕球のときの金本の動きは、現役の野球選手とは思えない。
オリックスならずとも、金本が飛球を取れば、それだけで一つ塁が取れたようなものだと思うだろう。貧打線が続く中で、これは小さくないハンデだと思う。
金本は広島時代から左翼を守ってきた。彼の守備成績。
全盛期の金本はリーグ屈指の左翼手だった。RFは左翼手としてトップクラスの2に迫り、肩の強さを示すAS(ランナーを送球で刺す)も二ケタをマークしていた。簡単にタッチアップや進塁を許さない名左翼手だったのだ。
しかしASは一昨年から記録していない。RFもレギュラー左翼手の標準である1.5を大きく割り込んでいる。一昨日の試合中継では、左飛で三振された金本を、解説の大熊忠義(かつての名外野手)が、「屈辱的」と言っていた。これ以上無残な姿を見せるわけにはいかないと思う。
打者としての金本は、まだ存在感がある。6月1日の日本ハム戦、ダルビッシュは神経を使って金本を打ち取っていた。3打席目、金本はダルの 152km/hの高速シュートの後の、20キロも遅いスライダーを見事にカットしていた。打者としての実力はまだあると思う。やはり、代打で力を発揮すべきだと思う。
桧山進次郎とともに終盤の好機で金本が控えているとすれば、相手チームは相当プレッシャーがあると思う。いいところで打つことで、金本はもう一度輝きを取り戻すことが出来ると思うのだが。