イタリア代表は3日、EURO12予選でエストニアと対戦する。チェーザレ・プランデッリ監督はバルセロナスタイルのイタリア代表を実践するつもりだ。機能すれば、イタリアは半年も早く、EURO本大会への出場を実質的に決めることができる。

中盤はアンドレア・ピルロとアルベルト・アクイラーニ、リッカルド・モントリーヴォのテクニックを信頼し、攻撃はジュゼッペ・ロッシとアントニオ・カッサーノの“小人コンビ”がエストニアの“巨人”たちを脅かす。つまり、バルセロナがやっているように、フィジカルよりもテクニックを好むというものだ。

プランデッリ監督は先発メンバーを明かして記者会見を始めた。フォーメーションは4-3-1-2で、メンバーはブッフォン、マッジョ、ラノッキア、キエッリーニ、バルザレッティ、モントリーヴォ、ピルロ、マルキージオ、アクイラーニ、カッサーノ、ロッシとなる。

「エストニアの試合は見直した。前線に基点をつくらせないチームと対戦すると、彼らは苦しんでいるね。カッサーノは1時間、全力でプレーできる。明日は彼のパーソナリティーが違いになるかもしれない。私は彼の誇りを信じている。彼は、これが自分にとって重要な機会だと分かっているよ」

「大事な勝ち点が懸かっている。だから、私にとって最も大事な試合だ。エストニアはセルビアに敵地で勝っている。FWたちはすごく高さがあるし、中盤の選手も攻め入ってくるんだ。前回の対戦よりも彼らは良くなっており、ウチの選手たちは疲れている。シーズン最後のエネルギーをこの試合に注がなければいけない」

「(マリオ・)バロテッリ? ひざのケガで冷静じゃないね。少し心配はしている。きっと、『バロテッリとカッサーノのプロジェクト』と呼ぶのをやめるべきなんだ。不運をもたらしているからね」