地球温暖化により、地球上の至るところで環境の変化が起きているのはもはや誰もが知っていることでしょう。これはどこか1つの国が対策を講じれば解決するというものではなく、国境を越えて、国々が協力しない限り、解決は望めません。

 また、温暖化対策は国家だけの仕事ではなく企業の仕事でもあります。
 企業統治の専門家であるマーヴィン・キング氏と、サスティナビリティの専門家であるドリーナ・レシドレンスカ氏は“Transient Caretakers : Making Life on Earth Sustainable(地球の管理人〜住みやすい地球を守り続けるためにするべきこと〜)”有料Podcast番組「エグゼクティブ・ブックサマリー」にて邦訳要約版を配信中)で、地球温暖化が進んだときの恐怖のシナリオを描きながら、そのシナリオを食い止めるための企業の活動を紹介しています。

 バンク・オブ・アメリカは、新しく建設した54階建ての本社ビルを、環境に配慮したものにしました。例えば外気と自然光が入りやすくしたり、リサイクルされた健在が主材料として使用されたりしています。
 また、コカコーラ社は、水に対し「中立な立場」を取る英雄として知られています。コカコーラ社や200カ国いる300のパートナーにとって、大切な水の管理を行うことが、主要な目的となっています。
 世界最大のレストラン・チェーンであるマクドナルド社は、環境防衛基金と協力して、サスティナビリティの促進に努めているといいます。サプライヤーに対しては、「廃棄物削減目標」の達成や、環境への影響を最小限にとどめる生産方式の導入などを要請しています。

 企業は今や、環境保全や社会的責任など、社会的な経営視点を取り入れる必要があります。巨大企業が目先の利益にだけ集中しては、たいていの場合、きわめて悪い事態を招くことになるでしょう。
 企業が存続していくためには、社会そのものが存続しなければいけません。
 政府だけではなく、企業、そして個人も一体となって、地球温暖化に対峙することが求められているのではないでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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