北朝鮮の高級ホテルの地下には…国が斡旋する風俗店がある

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北朝鮮の高級ホテル地下には外国人売春婦が働く風俗店があり、それを国が斡旋していることが分かった。対北朝鮮ラジオ「開かれた北朝鮮」放送が28日に報じた。

「開かれた北朝鮮」放送は、北朝鮮の外務省関係者の話を引用し、「北朝鮮に公式的な風俗店は無い。しかし、平壌高麗ホテルや両江道ホテルなど、高級ホテルには非公開だが法的に許可された風俗店がある」と伝えた。

高麗ホテルの場合、1985年にホテルが建設されたのと同時に地下の風俗店もオープン。北朝鮮女性をはじめ、中国やフィリピン、ミャンマー、ラオス出身の女性たちが働いている。誰でも働けるという訳ではなく、喜び組などを選抜する中央党5課が女性を選ぶという。

しかし、非公式の風俗店により、訪れた外国人客と北朝鮮女性の間に混血児が生まれるケースが相次ぎ、社会問題になったという。混血児は主に8歳未満の孤児を育てる育児院に送られ、混血児を生んだ女性たちは社会的に抹殺される。

外務省関係者は、「このような理由で、北朝鮮の地方に行くと、肌の色や容姿が違う子どもをよく見かける」とし、「北朝鮮ではこのような子どもたちを『アイノク』や『混血族』と呼ぶのだ」と話した。また、最近は北朝鮮女性ではなく東南アジア出身の女性が主に雇用されていることも明かした。

風俗店での接待代は200〜500ドルほどで、北朝鮮の「対外文化連絡委員会」「統一戦線婦」が女性たちを管理。「開かれた北朝鮮」放送は、ホテルの地下のバーでは、外国人にお金をもらい女性たちの裸を見せる場合もあると伝えた。

関係者は、北朝鮮がこのような風俗店を営業する理由について、「多額の投資をした外国人に特別接待をするため」だとし、「外貨稼ぎの一環として外国人投資家を誘惑し、再び北朝鮮に投資するよう国家的に性売買を斡旋している」と明かした。


参照:北朝鮮、高級ホテルの地下で、国家的に性売買を斡旋 - THE KOREA TIMES
参照:北、高級ホテル風俗文化拡散…混血児増加なぜ? - スポーツソウル

(文:林由美)

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