「高校生のなりたい職業1位は公務員」というニュースが昨年末に話題となりました。現在の不景気を考えると仕方ない結果とも言えそうですが、『勤めないという生き方』(メディアファクトリー)の著者でライターの森健さんはこのニュースを聞いて「夢がない」と思ったとか。

 「働く目的とは安定だけなのだろうか。あるいは、お金だけなのだろうか」(森さん)

 同書にはこの問いに「NO」と答える人ばかり13人が登場します。東大からワコールを経て、手染め職人になった人。京大大学院からトヨタ自動車を経て、小さな島でビジネスをおこした人。有名大学出のエリートが多く登場するため、特別な人たちだけに許される贅沢な職業観と感じるかもしれませんが、彼らの根底にあるのは"仕事が好き"という単純な気持ちです。

 生活のためと割り切って、好きでもない仕事をする。これもひとつの選択です。ですが、"好き"を仕事にすることは、仕事を選ぶ上での基本中の基本ではなかったでしょうか。そもそも、新しい仕事をその当初から軌道に乗せた人などいません。誰もが「なんとかなる」と思い、"好き"という気持ちだけを糧に成功をつかみとっているのです。

 安定を求めがちな今の時代に、こうした「賭け」に出るのは勇気のいることかもしれません。しかし、不景気だからこそ、どんな企業でもいつ破綻するかわからない状態に置かれていることも事実。そのため、彼らの成功談から学ぶことは少なくないはずです。



『勤めないという生き方』
 著者:森 健
 出版社:メディアファクトリー
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