「街からブスが消えつつある」

 そう語るのは、美容ジャーナリストの山本桂子さん。山本さんによれば、それは「髪型や化粧や服装でかわいい人」が増えたからだとか。ここには、見た目の美醜を巡るある誤解があります。

 多くの人は「ブス」というと顔のことだと思いがちですが、山本さんは「(ブスの判断基準は)顔だけでなく、実は髪型、化粧、服装も含めた全体」にあると指摘。そもそも、人は他人の顔を「見る」のではなく、「眺める」ものであって、顔のどこが良いとか悪いとか、そういういった細かいところで判断しているのではないそう。

 そのため、化粧や服装に気を配れば、かなりの人が「ブス」ではなくなります。CMのコピーではありませんが、まさに「カワイイはつくれる」のです。

 とはいえ、注意すべき点があります。それは「女子ウケ=男子ウケ」ではない、ということ。山本さんによれば、最近の女子の間での流行は、アイラインをしっかり入れてつけまつげを施す「目力メイク」。ですが、男性に女性にして欲しいメイクを聞いたところ、その90%以上が素顔に近い「ナチュラルメイクが好き」と回答したのです。

 「ここ10年ぐらいで日本の女性たちが飛躍的におしゃれになったのは、男ウケを考えなくなった結果」と山本さん。男性ウケを一番に考えるなら、統計上はナチュラルメイクが最良のチョイスのはず。しかし、多くの女性たちはそうしません。同性に「さすが」と思われるためにこそ、美容熱をどんどんエスカレートさせています。つまり、女性たちが男性の目を気にしなくなったために、「街からブスが消えつつある」のです。

 そのため、山本さんは「女は恋をするときれいになる」という説を「男の幻想」だとばっさり。むしろ最近は、「恋をするとブスになる」とさえ言えるのかもしれません。



『ブスがなくなる日』
 著者:山本 桂子
 出版社:主婦の友社
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