日本では実際に遭遇することがまれな竜巻ですが、アメリカ合衆国では年間に約1000個もの竜巻が発生しており、毎年約50人ほどがその犠牲となって命を落としているそうです。

強力なものになると鉄筋コンクリート構造の建物も崩壊させるほどの威力を秘めた竜巻ですが、アメリカのオクラホマ州で、トラックに乗っているところを竜巻に接触され、車をズタズタに破壊されながらもドライバーの男性が奇跡の生還を遂げたとのニュースが現地メディアで報じられました。

男性の乗ったトラックが破壊される映像も撮影されており、これを見ると生きて帰ったことが到底信じられないほどの破壊力の竜巻となっていますが、生還した男性が出演する番組と実際の映像は以下から。Moment Oklahoma tornado tore truck apart and driver Jeremiah Morrison miraculously survived | Mail Online

下のムービーが、アメリカのニュース番組ABCニュースで放映された、トラックが竜巻に破壊される瞬間をとらえた映像と、その運転手へのインタビューです。ムービー開始4秒ほどで竜巻の映像が流れます。

YouTube - Caught on Tape: Driver Survives Tornado's Wrath, Tractor Trailer Destroyed in Seconds (2011)


遠くから竜巻がすさまじいスピードで近づいてきます。


トラックに接触。


トラックから見て右側から竜巻に接触され、竜巻の遠心力によって右側に引き倒されています。


まるで紙細工のように一瞬でズタズタに引き裂かれるトラック。


恐らく鉄で出来ていると思われるトラックの一部が、信じられないほど高く舞い上がっています。


この竜巻から奇跡の生還を遂げたドライバーのJeremiah Morrison氏は、竜巻を発見したとき一度トラックを離れたものの、竜巻が消えたように見えたため車に戻ってシートベルトを締め、まさに発進しようとしたところで突然竜巻が襲ってきたとのことで、「(竜巻で車が浮き上がった瞬間に)思い浮かんだ言葉はまさに "Here we go.(さあ行くぞ)" でした」と語っています。


運転席の中ではね飛ばされながらも、なんとか助手席側の窓から脱出したMorrison氏は、非常に幸運なことに肩を骨折しただけで他に目立った負傷は無かったとのことで、「まだほんの少し痛いけど、生きていることに感謝しています」と話しています。

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