大相撲技量審査場所 八百長があったかどうかを観に行ってきた

写真拡大

5月28日から新宿武蔵野館とシアターN渋谷で映画『ヤバい経済学』がロードショー開始した。同作は全世界で400万部を売り上げた同名の書(経済学者のスティーヴン・レヴィットとジャーナリストのスティーヴン・ダブナーの共著)が原作だが、内容としては、世の中のさまざまな物事を「常識の裏側」から掘り起こし、経済学を面白く解説したもの。映画は、5組の映画監督が原作をもとに自由に作ったオムニバス形式となっている。

映画では、経済について「不動産屋が自分の家を売るコツは?」や「名前で人生が決まるってホント?」といったネタを題材に93分にわたって「経済」を考えているが、その中で最大の時間を使ったのが「“大相撲の八百長”はデータで証明できた!?」というテーマである。7勝7敗で千秋楽を迎えた力士の勝率が75%ということで「すわ、これは八百長では! 統計学上はおかしい!」と考えたレヴィット氏が同書でテーマに加えたわけですね。

時はおりしも2011年5月の「五月技量審査場所」が開催中。この場所は堅苦しい「技量審査場所」などと言っているが、単純に言えば「八百長してた力士が大量にいたんで、そいつらクビにしたわ。お客さん裏切って申し訳ないんでタダで皆さんに相撲見せますよ」という場所のことだ。

この場所で八百長あったらさすがにマズいだろうよ、ということで、32年来の相撲ファンであり続けるオレも「監視」(笑)のために14日目に行ってきたが、まぁ、八百長かどうかは正直よくわからなかった。

「もっとちゃんと試合しろ!」と思ったのは中入り後は3つあったが、それは具体的には言わん。訴えられたらたまったもんじゃないからな。

ただよぉ、この場所については大いに不満が残るっ! というのも、酒を国技館で売っていないからであるっ! 大体相撲なんてものは、スローモーなスポーツなわけで、大男たちが「あぁぁ、なんでオレは足が上がらないのに足をあげなくちゃいけねぇんだよ」「塩なんて投げて何になるんだよ。投げるたびに指をなめてるけど、オレが高血圧になったらどうするんだよ」「ちょんまげ・まわしは恥ずかしいぜ」なんて思いながらのんびりと「仕切り」やら何かをして、一瞬で試合が終わるなんてことも多い。

だったらこれは「神事」として酒を飲みながらヤキトリ食ってガハハとやりたいところだというのに、同場所開催中、国技館では酒を売っていないのであるっ! さらに、持ちこみは禁止というではないかっ! 売店のおばちゃんは「あれね、今場所はね、自粛っていうの、あのね、お酒はないのよね、お茶ならあるわヨ、オホホ」などと実に楽しげである。

相撲の最大の楽しみは酒であるっ! と考えるオレにとっては、まったく酒が買えない状態で2時間を過ごすというのは実にキツかった。「自粛場所」ではあるものの、客にまで自粛を強いるのはどうかと思ったぞ。まぁ、タダだったのであまり文句は言えないが。

で、八百長があったかどうかが重要だが、ごめん! 本当に分からん! ただ、この日、オレは相撲ジャーナリストで八百長を告発したが故に日本相撲協会から裁判起こされた武田頼政氏に超ロングインタビューをしてきたので、相撲の八百長の見分け方とか、武田氏が今の相撲をどう見ているかなど、報告させていただきますね!

来週、武田氏のインタビューを夕刊ガジェット通信に掲載するので、そこのところよろしくお願いもうしあげごわす。あと、映画『ヤバい経済学』も興味あったら観に行ってくださいね。武田氏も出ているし、なんと小錦・曙という大関・横綱出身者も登場していますよ! ごっつあんです!

文/中川淳一郎(ネットニュース編集者)


■関連記事
スバルが「お相撲さんが登場する自動車コマーシャル」を放送
大相撲力士は労働者なのか?
お相撲さん・高見盛の彼女はLカップ美女だった! インターネットで嫉妬の嵐
相撲界にエヴァンゲリオン発進! 綾波レイが横綱に!
向正面にオリンピックおじさん発見!