2012年3月卒業予定者の大卒求人倍率が1.23倍となったことが、リクルートワークス研究所の大卒求人倍率調査でわかった。前年から0.05ポイント低下した。

 求人倍率を従業員規模別にみると、300人未満企業が3.35倍(前年比1.06ポイント減)、300〜1000人未満企業が0.97倍(同0.03ポイント減)、1000〜5000人未満企業が0.74倍(同0.11ポイント増)、5000人以上が0.49倍(同0.02ポイント増)となっている。大企業と中小企業の倍率差は依然として大きいものの、倍率差は前年に続いて縮小した。

 求人倍率を業種別にみると、流通業3.94倍、製造業1.53倍、サービス・情報業0.47倍、金融業0.19倍で、例年通り業種ごとの差が著しい。

 民間企業の求人総数は、前年比2.2万人減の56.0万人。従業員5000人以上の企業が前年比7.0%増となる一方で、300人未満の企業では同9.0%減となった。リーマン・ショック後に採用数を急減させた大企業がやや戻しつつあるものの、業績の回復が遅れている中小企業では新卒採用を行う余裕を失っているようだ。

 民間企業への就職を希望する学生数は、前年(45.6万人)とほぼ同じ水準の45.5万人。従業員1000人未満の企業を希望する学生が前年比8.1%増、1000人以上の企業を希望する学生が同6.8%減となっており、競争率が高い大企業を避けて、中堅・中小企業に目を向ける学生が増えている。

 調査結果は、従業員規模5人以上の4251社の採用予定数、文部科学省「学校基本調査報告書」、同社「就職に関するアンケート」等を基に推計している。

大卒就職率91.1% 過去最低の水準、卒業直前まで就職活動
不足するグローバル人材 新卒採用では需給に矛盾も
卒業後3年以内の新卒扱い 賛成企業は4割弱

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