「米国産牛肉を韓牛に…」偽装販売4カ月間だけで1300カ所摘発

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韓国では2008年、米国産牛肉の安全性を懸念し、輸入再開に反対する激しいデモが起きた。連日、夕方になるとろうそくを手にした人びとが集会を開いたことから「ろうそくデモ」と呼ばれ、約100日間も続いた。

あれから3年経ち、韓国は世界3位の米国産牛肉輸入国となった。輸入される米国産牛肉は急激に増えたものの、韓国の消費者に人気なのはやはり国産牛肉(韓牛)。そのため、最近では偽装販売が相次いでいる。

韓国メディア「メディカルトゥデイ」によると、韓国国立農産物品質管理院は5月20日、米国産牛肉を5割、韓牛を1割の比率で混ぜた肉に「国産韓牛」と表示し、販売していた業者を摘発したことを明らかにした。

この業者は、偽装販売を2009年7月から始め、10億ウォン(約7400万円)相当の牛肉を販売していた。

国立農産物品質管理院はまた、2011年の始めから4月までの間に、韓国の流通業者や飲食店など産地偽装して販売していた業者1300カ所を摘発。今後も米国産牛肉を混ぜて販売している業者がいないか、産地偽装を集中的に取り締まる方針だという。

韓国ネットユーザーたちは、このニュースに驚愕。「こんな状態だなんて知らなかった。李明博大統領のせいだ。だから国民は米国産牛肉の全面禁止を要求したんじゃないか」「厳しい処罰を」「刑事処罰はもちろん今後は食品事業ができないようにしてほしい」「政府は偽装は絶対に起きないと言っていたのに。どう責任をとるんだ」など偽装が蔓延している実態に、驚きと怒りの声を上げている。


参照:「米国産牛肉」韓牛に変えて販売した業者が摘発される - メディカルトゥデイ
参照:韓国、米国産牛肉輸入世界3位 - mkニュース

(文:林由美)

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