覚えておけばラクになる? 企画書の「型」

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 自分のやりたいことを上司や取引先に提案する際に必要なのが、企画書です。その企画が通るかどうかは企画書次第といっても過言ではありません。では、読む相手が分かりやすく、そしてやりたいことが伝わる企画書を書くためにはどうすればいいのでしょうか。

 マーケティング・プランナーの原尻淳一さんは『アイデアを形にして伝える技術』(講談社/刊)で分かりやすい文章を書くためには、まず、文章全体の骨格をつくる必要があると指摘します。
 この骨格は「型」と呼ばれ、効率的に物事を進める基本フォーマットとなります。逆に、型さえ覚えてしまえば、理路整然とした文章にぐっと近づくことができるのです。

 このとき、企画書の基本構造は次の4つになると、原尻さんはいいます。
(1)目的/目標
(2)現状分析/課題抽出
(3)戦略/戦術
(4)工程表/予算表

 まず、(1)で企画の目的と目標を書き記します。このとき、企画意図は言葉で、そして目標は達成したいレベルの数値で示します。
 続いて(2)では、現状をしっかり見据え、課題につなげていきます。「課題」は「○○の向上」「○○の修正」とプラスに働く言葉が入るもので、「○○できない」といったマイナス要因を示す言葉は「問題」となります。
 (3)の戦略・戦術では、目的を達成するための具体的なアイデアを示します。こうした手続きが示されていれば、企画書を読むだけで意図を理解し、行動に移すことができます。
 そして、最後の(4)では、作業工程と予算を提示して、いつまでにいくらで企画を完成させるかを明記します。

 『アイデアを形にして伝える技術』では、(1)から(4)をさらに細分化して、説明しています。
 他にも、レポートや論文にもそれぞれの「型」があり、その「型」を覚えてしまえば、おおかたの文章は分かりやすくなります。

 この「型」というのは、先人たちが磨き上げてきた知の結晶ともいえるものです。様々な人がこの「型」を使って成功してきたのであり、覚えているだけで高度なアウトプットが短時間で作成できる利点があると原尻さんは述べます。
 上手く企画書をまとめられないときは、この「型」に沿って書いてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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