究極のタテ社会、公務員の実態

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 不況のせいか、人気の職種として公務員が上位にくるご時世です。
 世間一般の公務員のイメージとしては「安定している」「定時に帰れる」などいったプラスのものと「お役所仕事」という言葉に代表されるように「融通が利かない」「対応が遅い」などといったマイナスのものがありますが、彼らの実態はどのようなものなのでしょうか。
 自身が公務員である町田智弥さんの著書『リアル公務員』(かたぎりもとこ/画、英治出版/刊)は、前述の通りイメージが先行してしまっている公務員の実像を紹介しています。

■部下は上司よりも5ミリ下に捺印する
 公務員の世界には、一見無駄とも思えるような様式やルールに満ちています。その代表的なものが、僭越印です。
 決裁のルールは各自治体ごとに「文書規則」として定められていますが、一部の自治体では「捺印の際、役職の階層ごとにあけるべき幅」までが暗黙のルールとして決まっているそうです。民間企業では信じられないことですが、「部下は上司の5ミリ下に謙虚に捺印する」のが正しいのだそうです。

■1のリスクに100の準備
 公務員について、住民が持っているイメージは「判断が遅い」「質問にきちんと答えない」などというものではないでしょうか。確かにこれは一面では事実かもしれません。
 彼らの思考として
・金をつかっているのだから、失敗は許されない
・法律という根拠に基づく仕事だから、それがないと落ち着かない
・不特定多数を相手にする仕事だから、誰に何を言われてもいいようにあらかじめ想定しておかなければいけない

 などというものがあり、それが彼らの煮え切らない態度につながっているのかもしれません。

 過剰なほどシステマチックに組み上げられた公務員の世界は、ある種の様式美すら感じさせます。
 公務員を目指している学生の方などは、一読すると彼らの生活や仕事のやり方など参考になる部分が多いかもしれません。
(新刊JP編集部/山田洋介)



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