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THE END OF LOVE!

一年の長い戦いを終えた男が、束の間の休息を取りに日本に帰ってきました。長谷部誠、27歳。ドイツ・ブンデスリーガで活躍をつづける日本代表キャプテン。最近は著書「心を整える」で作家としても才能を開花。ゆくゆくは「理想の上司」「ベストファザー賞」「ベストメガネドレッサー賞」などにも顔を出すであろうナイスガイであります。

そんな長谷部さんにとって2010-2011シーズンは苦難の一年となりました。所属するヴォルフスブルクは最終節まで降格争いをつづける低迷ぶり。試合途中で1点をリードされた段階では「そのままなら降格」という状況となり、最後の最後まで苦しみ抜きました。これについては、優勝したシーズンには大久保嘉人さんがいて、大久保さんをクビにしてからは低迷がつづいているという現実を、改めて直視する必要があるでしょう。

それ以上に長谷部さんを苦しめていたのは、やはり愛。誰とは言いませんが、長谷部さんは最近大きな愛を失いました。報道によれば、長谷部さんと交際相手の女性は、昨年10月頃に5年もの長い春にピリオドを打ったとのこと。原因はドイツと日本での遠距離恋愛。何千キロという距離に阻まれ、忙しく第一線で働く二人は愛を育む時間を失いました。そして、静かに桜は散ったのです。

「サッカー」という競技を通じて出会い、惹かれ合った二人。その愛をサッカーが引き裂くことになるとは皮肉なものです。もし二人の出会いが野球であったなら、男はもう少し長く日本に留まり、女はもう少しの間自分のキャリアに没頭し、互いを真に必要とするときまでそばにいられたはず。その切なさたるや。

僕はふたりがいつかもう一度出会うことを願ってやみません。疲れた彼がその翼を休める時なのか、生き急いだ彼女が自分の幸せを見つめ直した時なのか、それはわかりません。ただ、二人が自分のことだけを考え、愛が心の仕事であることに気づくとき、もう一度春はやってくると思うのです。そのときこそ、二人は生涯の「朋」となるに違いないのですから…。

ということで、Tシャツを通じて会話する新しい愛の形について、その心の内容を整理していきましょう。



◆「2部に落ちて…」「今ならまだ…」「ううん…それはダメよ…朋子…」


そのニュースを伝えるとき、彼女は心を整えていました。いや、殺していたと言ってもいいかもしれません。二人を阻む距離。もしかしたら、それが埋まるかもしれない日。彼女が愛した人は、ドイツで戦っていました。サッカーを仕事とし、サッカーに生きる男。そんな彼だから愛したし、そんな彼だから離れていった。

その試合、彼はピッチの上にいました。負ければ2部降格。2部に落ちたら彼はどうなるのか。ドイツから離れるかもしれない。日本に帰ってくるかもしれない。淡い期待。彼を愛しながら、彼の不幸を望んでしまう自分。彼女は自分の中の悪魔を感じていたのです。正直な悪魔を…。

しかし、彼は勝った。懸命に体を投げ出し自陣のゴールを守り、逆転を目指して右サイドを駆け上がる。その姿は、出会った頃以上に輝いていました。仲間が得点を決めたとき、彼が見せた最高の笑顔こそ答えだったのかもしれません。二人が違う道を歩いて行く、未来の。

長谷部誠、1部残留…!


彼女:「そう、それが答えなの…」
彼女:「頑張って、私も頑張る」
彼女:「アナタが誰よりも頑張ってること、私が伝えるから」

そして彼は帰ってきました。言葉にできない想いをTシャツに託して。19日、成田空港に降り立った長谷部誠は、最近身につけた空港芸をいかんなく発揮。それで帰ってきたらどうなるかわかりそうな、「いかにも」な出で立ちで報道陣の前に現れたのです…!

↓長谷部さんは「THE END OF LOVE」のTシャツで帰国!
「プロ人生で残留争いは初めて。最後2カ月は精神的にも肉体的にも苦しかった。厳しい中でサッカー選手としてだけでなく、人間としても成長できたと思った」

http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/05/19/0004081832.shtml
何だこの「突っ込まれ待ち」みたいな戦略www

逆にそのTシャツほしいわwwwって思ったら売ってたわwwwww

はたして、全世界に無限のパターンがあるTシャツから、あえてこの1着を選んだ理由とは何なのか。そのココロを整理しながら考えていきましょう。

●可能性その1:THE END OF LOVE
文字通り「愛の終わり」を示しているという可能性が、何といっても最有力。交際が噂されていた彼女とは別れ、今回の帰国での逢瀬はないことを表明したと見るのは自然な考えでしょう。カメラマンたちに「チョロチョロするなよ」と釘を刺しておけば、久々に自由な男女交際を楽しめるオフとなるはずです。


●可能性その2:THE END OF LOVE 逆パターン
先の推測とは逆に、「愛が終わった」ことを元カノに伝えているという可能性。別れた原因がドイツでの現地妻にあった場合、「アレとは別れたよ」というメッセージを「すぽると!」などで放映することは、元カノに大きなアピールとなるはず。少し強引に復縁を迫ってみてもいいかもしれませんね。


●可能性その3:少しの間支援活動を休ませてください

Tシャツの文字=被災地へのメッセージ。これは最近の日本では当たり前の関係性。小笠原満男の「東北人魂」。あちこちで着られている「頑張ろう日本」。何かスゴイ長かったことしか覚えていないウッチーのアレ。

先日も慈善試合に出場するなど、積極的な活動をつづけている長谷部さんですが、今回はオフの帰国ということでまずは休養第一。「愛の終わり」には、「ちょっと休養したいので少しの間支援活動を控えさせていただきます」というメッセージを察してあげるべきなのかもしれません。


●可能性その4:実は文字が見切れている
勝手に「THE END OF LOVE」と思っているだけで、実は何文字か隠れているのかもしれません。写真1枚ですべては判断できませんよね。例えば「END」の後ろに「O」が隠れていたとしたら。「THE ENDO OF LOVE」ならまったく意味が違ってきます。「愛の遠藤」という訳には、小笑いがこみ上げてきますよね。もしかしたら一発ギャグTシャツだったのかもしれませんね。


●可能性その5:整理すると別の意味になる

長谷部さんのホットキーワードといえば「心を整理する」。ひょっとして、このTシャツも整理しないと本当の意味が見えてこないのでは。先ほど「ENDO」の可能性を指摘しましたが、よく見れば、改行されているだけで「END」の次は「O」ではありませんか。ENDOを中心にこのメッセージを整理すると、真意が見えてくるような気がします。

THE END OF LOVE

↓(ENDOを中心に並び替え)

END OF LOVE THE

↓(単語の区切りを整理)

ENDO FLO VET H E

↓(ローマ字読みしてみる)

エンドウ フロ ベット エッチ イイ

↓(書き直してみる)

遠藤…風呂…ベット…エッチ…イイ!



アッー!

僕の中では可能性その5が正解と確信しているのですが、真意は長谷部さんのみが知るところ。元カノがどのように受け止めるのかも含めて、今後も長谷部さんの空港芸に注目していきたいものですね。

↓いつか、このTシャツを着る日がきますように…!












あるやん…ええのが…!

これ着てたら1億人が突っ込むわ…!


長谷部さん!今後も空港でのひと笑いをお待ちしていますよ!

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