「どうしてインテルがスクデットを獲得するのに10年かかったかって? 簡単じゃなかったんだよ」

インテルのマッシモ・モラッティ会長は、イタリア『イタリア1』の番組「レ・イエネ・ショー」の中で、インタビューにこのように答えた。

「カルチョーポリ(カルチョ・スキャンダル)の前にも悪事があった? たぶんそうだろうね。カルチョーポリの間に悪事があったのは確実だ。そしておそらく、その前にもあっただろう。彼らには誰も盗聴しないという幸運があったんだ」

「ユヴェントスとはすべてOKか? 今のクラブとはね。ユーヴェのタイトルがゼロ? 満足というより、彼らがヨーロッパリーグにすら届かなかったのは驚いた。(ユーヴェの会長)アンドレア・アニェッリ? とても基礎知識のある青年だよ。非常に真面目だ。だから私は、彼が常に冷静を保つことを願っている。困難なときを乗り越えるために必要なことだからね」

「彼らは2つのスクデットを取り戻したがっている? いや、一つは我々のスクデットだ。別のを選んでもらいたいね」

インタビューはさらに続き、ミランのオーナー、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏と比べ、どちらがより多くのお金を使ったかと聞かれると、モラッティ会長は次のように答えた。

「トータルではベルルスコーニの方が多かったと思う。彼の方が長く(オーナーで)いるからね。でも、まったく誇れることではなく、むしろ恥ずべきだが、私もかなりの投資をしたことは言わなければいけない」

「最悪の投資? 名前も忘れたよ。最も誇っているビジネス? イブラ(ズラタン・イブラヒモビッチ)の売却だね。また彼を加えたいか? タダなら喜んでね。(ウディネーゼFWアレクシス・)サンチェス? 彼が来ることはないと思う。とても高いんだ。(パレルモMFハビエル・)パストーレは0から10なら5の可能性だね」

「苦しめられた監督? (ラファエル・)ベニテスには最後に少し怒らされた。追い出したことはないかって? 監督だったらたくさんじゃないかな。(ルイジ・)シモーニ、(マルチェッロ・)リッピ…ほぼすべてだ。(ジョゼ・)モウリーニョと、部分的に(ロベルト・)マンチーニを除いてね」

さらに、質問はユヴェントスの元幹部、ルチアーノ・モッジ氏に関するものへと移った。

「カルチョーポリ以降は彼に会っていない? そうだね。彼が私に怒っているからではないよ。彼らがこういう振る舞いをしなければ、友とか敵とか、こういう状況は生まれなかったはずだ。彼がいない方がサッカーは良い? ノーとは言えないね」

続いて、モラッティ会長は今シーズンのインテルについて振り返った。

「結局のところは満足している。もっとやれたはずだけど、選手たちはとても素晴らしかったからね。レオナルドはやるべきことをやった。プロという観点で満足している。ベニテスと何を間違ったか? 彼はモウリーニョの次にすべき監督ではなかったんだ。彼はチームをつくる監督であり、つくるべきことは何もなかったからだ」

「モウリーニョとは何も間違っていない。最後に彼と連絡したのは1カ月前だ。彼はチャンピオンズリーグ準決勝に完全に集中していた。我々両方がファイナルヘ進むことを望んでいたよ」