福島原発事故について、日本政府が韓国政府に公式に謝罪したと韓国の保健福祉部が16日、明らかにした。韓国の複数のメディアが報じた。

 韓国メディアは、世界保健機関(WHO)の総会が16日からスイスのジュネーブで始まり、開会式後に開かれた日韓首席代表両者会談で、日本政府代表として出席している厚生労働省の大塚耕平副大臣が、チン・スヒ保健福祉部長官に対し、「原発事故で放射能が空と海から漏れ出し、周辺国に影響を及ぼしたことに対して謝罪する」と述べたと伝えた。

 これに対し、チン長官は、「過度の不安感が、日本の食品に対する不信感につながらないように正確な情報を十分に提供しなければならない。日中韓3カ国の食品安全の共同対応システムを構築する方案を論議しよう」と提案した。

 大塚副大臣はチン長官の提案に同意し、明日開かれるWHO総会細部懸案ブリーフィングで、原子力発電所の事態が公共衛生に及ぼす影響を説明すると明らかにした。(編集担当:李信恵・山口幸治)



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