世にはびこる“マッチポンプ”を暴く

写真拡大

 焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」のユッケを食べた人が次々と食中毒になった事件により、生肉の安全性が問題視されています。お客としてお店に行けば、当然提供される食べ物は全て安全に調理されているものと思いこんでしまいますよね。しかし、実際はそうではありませんでした。一番怖いのは私たちが「知らないこと」なんです。

 『マッチポンプ売りの少女 〜童話が教える本当に怖いお金のこと〜』(マネー・ヘッタ・チャン/著、あさ出版/刊)は「マッチポンプ売りの少女」が知らないとだまされる世の中の「うまい話」や「マッチポンプの構造」を紹介する一冊です。
 マッチポンプとは「マッチで自ら火事を起こして煽り、それを自らポンプで消す」などと喩えられるように、自作自演でぼろ儲けしている人のこと。去年話題になったあの人の小説家デビュー作の疑惑や、超有名検索サイトの検索結果の真実、某生命保険会社の営業手法などをユーモアたっぷりに紹介しています。  
 「ゴーグル」「KANEROU」「ぬこぬこ動画」などきわどいパロディーが満載なのに、各章ごとの「マッチポンプ売り少女のマジパネエ解説」は説得力があり、現実の恐ろしさを思い知らされます。
 そしてお札がデザインされた装丁は強烈なインパクトを放っています。ブログで表紙を決める投票を行い、お札の表紙がもう一方に大差で負けたにも関わらず、担当編集者の意向でお札の表紙に決まった、とのこと。著者は「期せずしてマッチポンプになってしまいました」とお詫びをしています。
 
 世の中、マッチポンプや出来レースが数多く存在しますが、本書を通してその構造を知っておけば、無駄な努力をしないですむかもしれませんよ。
(新刊JP編集部/川口絵里子)

■関連動画
YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=QTgHrqFHhPo
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14134008



【関連記事】 元記事はこちら
本当にあった恐ろしいブラック会社の話
モテない男性とモテない女性はどっちが悲惨?
“バカヤロー”と叫びたくなる就職活動の実態
義えん金詐欺の撃退ポイント