来る5月17日(火)、新潮文芸振興会が主催する第24回三島由紀夫賞・山本周五郎賞の選考会がホテル・オークラで開催される。受賞作が決まり次第、会場で待機している記者に結果が伝えられ、駆けつけた受賞者が喜びの会見に応じる----というのが恒例の段取りだが、今回は記者会見場にニコニコ動画「ニコニコ生放送」のカメラが入り、受賞作発表の瞬間と、それに続く記者会見の模様を午後6時から生中継する(http://live.nicovideo.jp/watch/lv49571993)。

 昨年、当欄(http://www.webdoku.jp/newshz/ohmori/2010/06/28/110322.html)で報じたとおり、前回の三島由紀夫賞・山本周五郎賞(および川端康成文学賞)は史上初めて「ニコニコ生放送」による贈呈式のライブ中継が実現したが、今回は受賞作発表の瞬間が初めて中継されることになる。
 今年1月17日には、第144回(平成22年/2010年下半期)芥川龍之介賞・直木三十五賞の受賞者会見がニコ生で中継され、西村賢太の「そろそろフーゾク行こうかと思って」発言が一世を風靡したのは記憶に新しいところ。西村賢太は、まさにニコ生中継から生まれた文学界のスターだったわけだが、はたして今回はいかに?

 注目の候補作は以下の通り(刊行順)。興味のある方は結果を予想しつつ、番組をどうぞ。興味はあるが、リアルタイムでは視聴できないという方は、いまのうちにタイムシフト予約をお忘れなく。
 なお、実況解説は、不肖・わたくし大森望と豊崎由美の『文学賞メッタ斬り!』コンビと、前回の芥川・直木賞中継の名解説で絶賛を集めた枡野浩一氏が担当します。


■第24回三島由紀夫賞候補作(http://www.shinchosha.co.jp/prizes/mishimasho/
『海と川の匂い』伊佐山ひろ子 リトルモア 2010年6月刊
『アナーキー・イン・ザ・JP』中森明夫 新潮社 2010年9月刊
『神的批評』大澤信亮 新潮社 2010年10月刊
『こちらあみ子』今村夏子 筑摩書房 2011年1月刊
『ビリジアン』柴崎友香 毎日新聞社 2011年2月刊
『ぬるい毒』本谷有希子 「新潮」2011年3月号

選考委員:小川洋子、川上弘美、辻原登、平野啓一郎、町田康


■第24回山本周五郎賞候補作(http://www.shinchosha.co.jp/prizes/yamamotosho/
『ふがいない僕は空を見た』窪美澄 新潮社 2010年7月刊
『下町ロケット』池井戸潤 小学館 2010年11月刊
『折れた竜骨』米澤穂信 東京創元社 2010年11月刊
『民宿雪国』樋口毅宏 祥伝社 2010年12月刊
『本日は大安なり』辻村深月 角川書店 2011年2月刊
『ちょちょら』畠中恵 新潮社 2011年3月刊

選考委員:浅田次郎、北村薫、小池真理子、重松清、篠田節子







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