ナポリは15日のセリエA第37節で、ホームにインテルを迎える。ワルテル・マッツァーリ監督は前日会見で、自身の去就に関して起きた騒動からチームを隔てようとした。インテル戦はナポリにとって非常に重要な試合であり、監督とクラブが再び揉めるようなことは避けた方が良いからだ。
 
「明日は大事な試合が待っている。歴史的イベントとなるだろう。(ディエゴ・)マラドーナ時代ぶりにナポリがチャンピオンズリーグ(CL)に出場することになるんだからね。私はインテルを恐れている。彼らは偉大なチームで、とても良いプレーをしており、素晴らしい調子にある。我々はプレッシャーを感じ過ぎないようにしなければいけない。そうすれば、良い試合がやれるはずだ」
 
ナポリは1ポイントを獲得すれば、3位以内が確定し、CLストレートインの権利を得る。
 
「自分たちのプレーをしていこう。両チームがドローで満足できるという事実は忘れてね。レオナルド監督? 素晴らしい男だ。インテルの監督になってから、とてもうまくやってきたね。もちろん、いくつかの試合がうまくいかなかったのは当然だが、あらゆる意味で彼は偉大だよ」
 
FWエディンソン・カバーニが出場停止のため、マッツァーリ監督はFWエセキエル・ラベッシをCFとし、MFフアン・スニガを起用することを考えている。また、指揮官は次のように続けた。
 
「明日はパーティーだけにならなければいけない。サポーターはこの“パレード”を楽しまなければいけないよ。我々が手にしてきたことすべてを一緒に守ってね。人は去っていくが、サポーターは残るんだ。彼らを守るために、目標を達成したら、クラブと集まって未来を話していこう。(アウレリオ・)デ・ラウレンティス会長の言葉には感謝している。だが、シーズンが終わったら立ち止まり、考えるときなんだ。いくつかのアイディアをもってスタートするが、目標は変わり得るんだ」
 
いずれにしても、当面の目標はCLへの自動出場権獲得となる。
 
「夢の実現ということになるからね。我々は素晴らしい道のりを進んできた。それを忘れてはいけない。前節は残り3試合でのマッチポイントを逃してしまった。今はこの目標を達成したい。いずれにしても、(最終節の)ユヴェントス戦でもう一度マッチポイントがあるけどね」