おしゃれタウン自由が丘に“酒を酌み交わす”居酒屋があった!

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自由が丘といえば、東京でも3本の指に入るおしゃれスポット。特に駅近くに集まるアパレルショップや雑貨屋の数は膨大で、多くの若者が集まる理由もなんとなくうなずける。一方で少し駅を離れれば閑静な高級住宅街が広がっており、毎年のように“住んでみたい町”の上位にくるのも納得だ。そんなおしゃれタウン自由が丘に、東京でも有数のうまくて渋い居酒屋があるのをご存じだろうか。

その居酒屋とは、かの山口瞳や伊丹十三ら文化人が“酒学校”と敬愛し通ったという“金田”である。創業が昭和11年という老舗中の老舗だ。この金田、敷居が高いかといえばそんなことはない。1階は調理場をぐるりとコの字型に囲うカウンター。2階はテーブルとお座敷の構成で、確かに混雑はしているものの、一見さんお断りのような厳しい雰囲気は皆無である。むしろ店主の優しい笑顔が印象的で、入った瞬間に「間違いなく当たりだ」という雰囲気にあふれている。

そんな“金田”は肝いりの本格居酒屋。メニューは毎日の仕入れで変わるため、完全に手書き。その上、酒はビール、日本酒(菊正宗)、焼酎のみ。ご飯もののオーダーは存在せず、まさに“酒と肴を楽しむ店”なのだ。しかもどんな料理を頼んでも、ちょっと驚くほどにうまい。この日頼んだ中でもあまりに美味すぎて、グループ全員でスープを回し飲みしてしまったのが、写真の“あさりの酒蒸し”である。丁寧にとった出汁と酒で蒸されたあさりとスープは、この上なくうまみが凝縮されており、ただただ極上。他、山菜盛り合わせや焼き鳥、筍の土佐煮、肉豆腐(他店の肉豆腐とは一線を画する)、伊豆出身の僕でも驚く桜エビのかき揚げや刺身など、どれを頼んでも「うまい」という言葉しか出てこない。これで銘酒が置いてあればなあ……という私は贅沢な若造なのだろう。

まさに大人の居酒屋! こんな店の常連になれたなら、どれだけ幸せなことだろうか。予算も派手に飲まなければ間違いなく5000円で十分おつりが来るだろう。ここまで居心地の良い居酒屋は初めてで、まさか自由が丘に…という想いでいっぱいになった。まさに「酒を酌み交わす」という言葉がぴったりの店“金田”。酒飲み道を探求するためには、欠かせない店であると言えるだろう。くれぐれも大騒ぎや泥酔などなさいませぬよう。

自由が丘 金田(食べログ)
http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131703/13003212/

(中山 記男) http://airoplane.net/



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