韓国のインターネット上では、東南アジアなど特定国家の外国人に対する人種差別的な表現が多くみられるようになっており、国家人権委員会が9日に「ネット上の人種差別的表現を規制すべき」と訴えたことが分かった。韓国メディアは「多文化社会を提唱するわが社会で、外国人に対するネット上の人種差別が深刻である」と相次いで報じた。

 国家人権委員会は、2010年10月にネット上のブログや掲示板、またそれらに寄せられたコメントなどについて考察。その結果、「混血人種の増加を防ぐために国際結婚を中断させるべき」と主張する「純血主義」や、おもに中東出身など特定国家の外国人を「威嚇的な存在(テロリスト)」とみる内容が多かった。

 ネット上では「テロ防止のためG20会議場には、ムスリム人の接近を禁じるべき」、「外国人女性との国際結婚によって、農村には混血児が途方もなく生まれており、深刻なアイデンティティの混乱を生むだろう」、「(外国人に関する)エイズや性病などの情報がまったくない。これらは法律違反者だ」などといった人種差別を呼び起こす表現が多数掲載されているという。

 またテレビ放送でも、顔付きや皮膚の色などを理由で特定地域の外国人を卑下する場合がある。一部の芸能人に対して皮肉るさいに「東南アジアのスタイル」「東南アジア麻薬商のような容貌」などの表現を使っている。

 国家人権委員会は、ネット上で差別したり、これを助長する表現物については規制すべきと訴え、「多様な人種と民族が共存する多文化社会で、文化的多様性と人種間の理解を増進するため政府の政策樹立が必要な時だ」と指摘した。(編集担当:永井武)



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