攻殻アパレル大ヒット記念で神山監督トークショー 受注数や秘話も明らかに

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 映画「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D」の公開を記念して発売された主人公 草薙素子(くさなぎ もとこ)着用トレンチコートとTVシリーズに登場する天才ハッカー 笑い男着用ジャケットの予約数が合計約280着を超えた。アパレルアイテムの大ヒットを記念してパルコシティが神山健治監督のトークショーを東京・渋谷の「Creator's District」で開催。会場には石井朋彦プロデューサーも駆けつけ、2回のイベントを通して"アニメとファッション"について語った。

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 大ヒットシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の第3作目を3D立体視化した「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D」は、3月26日より全国9箇所の劇場で上映スタート。公開から20日で興行収入1億1300万円を突破したと報じられ、5月7日からは全国32劇場へと拡大公開されることが決定した。これに伴い渋谷パルコ5階で開催中の「攻殻機動隊 S.A.C.プレミアムショップ」も5月8日まで会期を延長。3月25日から予約販売をスタートした草薙素子着用コートは約180着、4月15日から予約販売をスタートした笑い男着用ジャケットは約100着と好評を得ていることから、今回のトークショーが実現した。

 自他ともに認める無類の靴好きだという神山健治監督は「ブーツを眺めているだけでお酒が飲める」と話すほど。メンズブランド「plot」とのコラボデザインで人気アニメ「東のエデン」の主人公 滝沢朗(たきざわ あきら)のブーツは「かなりのこだわり」で制作されたと言い、限定100足が発売後すぐに完売となっている。また、2010年11月に予約販売された滝沢朗のモッズコートは800着を超える大ヒットとなるなど、「東のエデン」のアイテムも「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D」と引けを取らず人気が高かったことも明らかとなった。

 靴だけでなくファッションにも自分流のこだわりを持つ神山健治監督は、自らコラボアイテムの監修を行っている。「あおいくん(笑い男)のジャケットは、顔を隠すために襟を高めにフードも大きめに描いていて、それを忠実に再現している。着こなすほどに味がでるように素材も経年変化が楽しめる素材を採用した」と語り、「作品ではあおいくんはジャケットがブルーでボトムスは白いデニムを着用しているが、それは白水社から出ている『ライ麦畑で捕まえて』の表紙にインスピレーションを得たもの(表紙はブルーとホワイトの2トーン)」と制作秘話を明かし、ファンを驚かせた。また雑誌「EYESCREAM (アイスクリーム) 」の表紙に登場した「PHENOMENON(フェノメノン )」を着用した草薙素子については「何点かあったなかから素子が着そうなものを選んだ。スカートもあったけど違うよなとか言いながら(笑)」と常に作品の世界観を大切に各アイテムに取り組む姿勢を覗かせていた。最後に「コミュニケーションツールの一つとして、アニメの中のファッションにも興味を持ってもらえれば」とファンに向けて笑顔をみせた。