評論家の金美齢さん(77)は、日本の復興や被災地への支援となる正しいお金の使い方を勧める。ノンフィクション作家の河合香織氏によるリポートをお届けする。

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「震災の前は無縁社会っていわれていたでしょう。私はかなりいい加減な言葉だと思っていた。それは社会や国が悪いという切り口で人の無関心を語っていたからです。でも、本当は無縁社会は誰でもない私たちが選んできた道だったんです。縁を結ぶのは自分しかなくて、その努力をしなくてつながっていくわけがない。人と人の関係がどれだけ大切か気づいた人が多いのではないでしょうか」(金さん)

台湾出身である金さんのところには、台湾からの支援にどうお礼をいえばいいのだろうかというメールや電話が多数寄せられた。

「もし感謝を表したかったら、次の旅行先に台湾を選んでみるのはどうでしょうかと答えています」(同)。台湾人と日本人もまた縁を結ぶきっかけになるのかもしれない。

消費については自粛するのではなく、“いいお金の使い方”を心がけている。

「迷いましたが、花見についても自粛はしませんでした。少しの会費をいただいて、お酒や食べ物は私が負担することにしたので、会費は1円も使わず、全額寄付するようにしました。そうすれば、後ろめたい気持ちをもたずにお花見もできます。こんなときだからこそ自粛をするのではいけません。人を助けるためには、自分が元気でないと何もできないのです」(同)

※女性セブン2011年5月12日・19日号





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