マルジェラ新作家具 テーマは「不安定な幾何学」

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 「Maison Martin Margiela (メゾン マルタン マルジェラ)」が、イタリア・ミラノで開催された国際家具見本市「Salone del Mobile」で新作家具を披露した。「不安定な幾何学」をテーマに、イタリアの家具メーカー「cerruti baleri」とともにテーブルやソファを制作。これまでブランドのシグネチャーカラーでもある白を使用した家具を多数発表してきた「Maison Martin Margiela」が、別の色を採用した新作を発表したとして話題を呼んでいる。

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 「Maison Martin Margiela」は今季、照明によってできる影を巧みに使用し、黒と白のトロンプルイユ("pretence=見せかけ")のアイデアをテーマにインスタレーションを実施。「cerutti baleri」とのコラボレーションにより、これまでメインカラーとしてきた白の他に黒やベージュといったカラーを加え、ブランドの世界観をリビングルームの中で表現した。

 新作テーブルは'Sbilenco'(=不安定なテーブル)と題され、その名の通り一見ぐらついたような構造が特徴。引き出し部分とクリアなガラスの上面のバランスが横から見ると不安定に見えつつも、テーブルとしての均衡を保ったデザインとなっている。カラーはブラックアッシュウッドとシルバーグレーの2色展開。コーヒーテーブルやサイドテーブル、コンソールテーブルと用途に合わせて選ぶことができる。また、'Undersized'と題されたソファは、究極のコンパクトシェイプを追求したもの。無駄を極限まで削ぎ落としたデザインかつ一見ハードに見えがちなブラックレザーの使用も新しい1品だ。

 1999年にライン?「オブジェ、または出版物」としてホームオブジェを発表した「Maison Martin Margiela」。2009年からはアトリエの新たな試みの一つとして、毎年「Salone del Mobile」でインスタレーションを発表している。「Maison Martin Margiela」のインテリアは各方面から高い評価を得ており、2011年6月には、インテリアデザインを手がけるホテル「Maison Champs-Elysées(メゾン・シャンゼリゼ)」がオープンする予定。これまでにない規模のインテリアデザインプロジェクトとして、グランドフロアのレセプション、ホール、レストラン、スイートルームなどのデザインを手がける。