住江織物(株)では、プラスチック加工の総合メーカー・岐阜プラスチック工業(株)(本社:岐阜県岐阜市/大松利幸社長)と共同で、鉄道車両用材料燃焼試験で「難燃性」を取得した画期的な樹脂製ハニカム構造体を開発した。

ハニカム構造体は、高い強度と軽量化を実現する技術として、自動車や鉄道車両、物流、住宅建材などさまざまな産業分野で注目を集めている。そのハニカム市場の中で岐阜プラスチックは、重量が鉄の1/7、アルミの1/3と軽量で立体成形も可能なポリプロピレン樹脂製のハニカム構造体「テクセル」を開発、存在感を示してきた。今回の新開発は、この「テクセル」に難燃性能を付加したもの。ポリプロピレン樹脂の難燃化は、物性が変化してしまうため難しいとされていたが、住江織物が鉄道車輌材料の開発で培った難燃化の技術によって開発に成功した。樹脂製ハニカム構造体で「難燃性」を取得したのは業界初のことで、現在両社共同による特許出願中である。
今回「難燃化」を実現したことで用途が拡大、難燃性能が必要な鉄道、バスなどの輸送機器分野への拡販に加え、建材関連市場に向けた商品開発も推進するとしている。

なお発売時期は2011年9月の予定。一般公開は5月18日(水)〜20日(金)に東京ビッグサイトで開催される材料と技術の複合展「NPLAS/MALSEC軽量化・高強度化技術展2011」の岐阜プラスチック工業ブースにて行われる。