「キム・ヨナが優勝したらいくら稼げるかな？」韓国で金勘定はじまる

フィギュアスケートの世界選手権がロシアで開幕した。バンクーバー五輪金メダリスト金妍児（キム・ヨナ）（韓国）は、２４日午後の公開練習でショートプログラム（ＳＰ）の新しい演技を披露。１年１ヶ月のブランクをまったく感じさせない滑りで健全ぶりをアピールした。

順調な仕上がりを見せるキム・ヨナの姿に、韓国では期待感が高まっている。すでに賞金に関する報道もあり、韓国メディア「スポーツ朝鮮」は２５日付の記事で、「世界選手権大会で優勝したらいくらもらえるか」と今試合の具体的な賞金金額について紹介した。

記事によると、大会組織委員会は２５日に男子・女子シングルの賞金を発表。男女それぞれ優勝者すると４万５００ドル（約３７０万円）、２位は２万７０００ドル（約２２０万円）、３位は１万８０００ドル（約１５０万円）の賞金を獲得することができるという。賞金は２０００ドル（約１６万円）の１２位まで支給される。

ペアやアイスダンスの賞金はこれよりも多く、優勝すると６万７５００ドル（約５５０万円）の賞金を手にすることができる。ただし、演じた選手２人で分けなければならない。

また、キム・ヨナの場合、優勝するとイメージアップにより企業からの広告収入が期待できるという。記事は、「韓国の広告市場におけるキム・ヨナのイメージは長いブランクのせいで良くない。だが、優勝することによってイメージは回復するだろう」と予想した。

韓国人ネットユーザーたちも、キム・ヨナの活躍に強い期待感を込める。「もう賞金の話をするなんて…」とお金の話に抵抗感を示す人はいるものの、「キム・ヨナ選手の試合をお金に換算するのは難しいが、できるなら１０００億ウォンほど稼いでほしい」「ヨナの結果が良ければ、韓国もいっしょに潤う」といったコメントも多く集まった。

２０１０年のバンクーバー五輪で金メダルを獲得したキム・ヨナは、その後、韓国に２兆ウォン（約１５００億円）プラスαの経済効果をもたらしたといわれている。韓国国民の大きな期待に応えられるか注目だ。


参照：金妍児、世界選手権大会で優勝したらいくらもらえるか - スポーツ朝鮮
参照：キム・ヨナ、ジゼル公開「芸術性極大化」 - 東亜日報


（文：林由美）

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