春の醍醐味“公園で読書”のススメ
 4月に入り、気温も急上昇。
 ぽかぽか陽気に包まれた休日は外に出歩きたくなるのではないでしょうか。

 こんな季節にオススメしたいのが“公園読書”です。

 ベンチに座り、子どもたちの声を聞きながら、青空の下、ポケットに突っ込んでいた文庫本を読みふける。なんともいい気分です。
 公園読書の経験者にその良さを聞いてみたところ、こんな声が返ってきました。

●「青空の下での読書は電車の中や喫茶店とはまた違った趣がある」(20代・男性)
●「開放感があって、気持ちいい。爽快な小説を読みたくなる」(20代・女性)


 私、新刊JP編集部・金井が公園読書に初めてトライしたのは4月17日のこと。場所は吉祥寺の桜の名所、井の頭恩賜公園です。
 その日は薄く雲がかかっていましたが、気温は18度と暖かく、大学生やカップル、家族連れが訪れ、桜を見ていました。

 井の頭池の中央に架かる「七井橋」を渡ったすぐのところにあるベンチがたまたま空いていたため、そこに座りジャケットのポケットから文庫本を出し、読みはじめます。
 このとき私が読んでいたのは、深沢七郎氏の『言わなければよかったのに日記』(中央公論新社/刊)。様々な作家と深沢氏の交流がつづられた本の世界に引き込まれたまま、1時間ほどが過ぎたところで、少し肌寒くなってきたために公園を出ました。

 公園での読書ということで周囲の音や視線が気になりそうですが、集中してしまえばあまり気にはなりません。私と同じように、読書を楽しんでいる人も見受けられました。読んでいる本を知られたくなければブックカバーをすれば大丈夫です。ここぞとばかりにちょっとお洒落なブックカバーなどを使うと良いのかも。
 土日にツイッターなどを見てみると、「公園で読書してきます!」とつぶやいている人も多く、公園読書を楽しんでいる様子がうかがえます。

 東京には意外と公園が多く、日によって読書をする公園を変えてもいいかも知れません。公園探しであれば、こんな公園ガイドが出版されています。
 
 主婦の友社から出版されている『東京空気公園』(tsukao/著)は、思わず行きたくなってしまう公園がきっと見つかる“公園ガイド”。緑溢れる魅力的な写真とともに、東京の様々な公園が紹介されているほか、兵庫島や洗足池、吉祥寺、東京駅周辺など13のエリアの公園マップが掲載されており、公園探しにはうってつけです。また、紹介されている公園を舞台にしたtsukaoさんの柔らかなイラストでつづった物語も読みどころ。
 読書目的でなくても、休日に家族連れで行くのに、仕事の合間のちょっとした休憩に、一人でふらっと…など、様々な場面で役立つはずです。

 寒すぎてもできないし、暑すぎてもできない、青空の下での読書。
 この本で行ってみたい公園を見つけて、この時期ならでは公園読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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