ローマとMFジェレミー・メネスの関係は完全に壊れたようだ。以前から退団の可能性を考えていることを隠してこなかったメネスは、21日の練習後にヴィンチェンツォ・モンテッラ監督と話をした。指揮官がメネスを引っ張る事態にまでなり、叫び声が聞こえるなど、緊張が高まっている。

問題は、指揮官がメネスを叱ったのに対し、選手がこれを受け入れなかったことだ。また、今のローマはすべてが間違った方向へ進んでいるかのようでもある。以前から緊張感に包まれており、こういった幕引きになることも避けられなかった。

いずれにしても、FWフランチェスコ・トッティや、いわやるチームの長老たちは、指揮官の側についている。彼らは来シーズンもモンテッラ監督を続投させるように求めているのだ。だが、それは難しいことかもしれない。クラブ売却で合意に至ったローマは、新経営陣が堅実なプロジェクトを考えており、モンテッラ監督が残した最近の試合結果には納得していないようだ。

後任監督候補としては、カルロ・アンチェロッティ監督(チェルシー)やアンドレ・ビラス・ボアス監督(ポルト)の名前が挙がっており、さらにロベルト・マンチーニ監督(マンチェスター・シティ)、ワルテル・マッツァーリ監督(ナポリ)らも浮上している。一つ確実なのは、新指揮官は5月15日までに決まるだろうということだ。

なお、インテルとのコッパ・イタリア準決勝ファーストレグが行われた19日、メネスに関して好ましくない出来事があったことが分かっている。試合後、選手が自分の車で本拠地オリンピコから帰宅していた際、暴漢たちが石を投げてフロントガラスを壊したとのことだ。