首都高、最も混む日はいつ?

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 村上春樹さんの『1Q84』(新潮社/刊)の冒頭で、登場人物の1人である「青豆」が首都高3号線の渋滞に巻き込まれ、タクシーから降り、三軒茶屋付近の非常階段から地上に降りるというシーンがある。

 物語上では、降りたところは資材置き場となっていて、鍵がかかっており外に出られなかった。では、現実はどうなのか。
 『首都高速の謎』(清水章一/著、扶桑社/刊)によれば、まずそのような状況はありえないという。非常口は、内側から外に出る場合は必ずドアが開くようになっているといい、逆に外から中に入ることができないようになっているそうだ。確かに外に出られなければ非常口としての意味をなさない。

 『首都高速の謎』は、首都高速の過去や未来をつづった一冊。新書にしては300ページ弱と厚めで、読みごたえがある。
 首都高には渋滞する日があるという。1ヶ月という単位で見てみると、月半ばから渋滞が増え始め、24日から31日にピークを迎える。その中でも一番混む日は給料日の25日。25日が土日の場合はその直前の金曜日が“最悪日”となると著者は分析している。

 世間的には首都高は悪役とされがちだが、「首都高は東京を代表する、世界に誇るべき景観だと確信している」と著者の清水さんは冒頭で語っている。誕生から半世紀、本書を通して首都高を見直してみてはいかがだろう。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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