東証 ポロシャツ出社で"節電ビズ"を推奨

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 東京証券取引所が電力需給の厳しい今夏の7月〜9月の期間、東証に勤務する社員にこれまでのビジネススタイルではなくポロシャツなどのカジュアルな服装での出社を推奨することを発表した。これまで地球温暖化の防止を目的に行われてきた「クールビズ」だが、東北地方太平洋沖地震の発生を受けて"節電"を目的にした「節電ビズ」へと変化している。

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 服の軽装化キャンペーン「クールビズ」は、1997年に京都市で行われた「第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)」の議定書(=京都議定書)で国別に定められた温室効果ガス排出量の削減目標を達成する為に発足されたもの。東証でも2005年の「クールビズ」発足時から環境保護の為、"ノーネクタイ・ノー上着"の推奨や省資源・省エネルギーの徹底、政府が推進する国民運動「チーム・マイナス 6%」に参加するなどの取り組みを行ってきた。訪問客などに応対する営業職などはジャケットを着用する人も多く完全な「クールビズ」が達成されることは少なかったが、電力需給の逼迫が起きる今夏は電気を"使わない夏"から"使えない夏"への対処として「クールビズ」の目的が変化。これまで「クールビズ」を取り入れてこなかった企業も冷暖房や空調の"節電"が強化されオフィスや各施設の屋内温度が上がるため少しでも涼しくなるための「節電ビズ」を取り入れるところが多くなっている。

 東京証券取引所では、節電対策として事務所や「東証アローズ」などで使用する照明や空調の節電の徹底・強化を図るほか、取引所内部の見学、各種セミナーやイベントを中止。夏季期間中の休暇取得の推進や節電・クールビズなど総合的な取り組みを行っていくとしている。そのほか、サマータイム制度の導入により就業時間を1時間ほど前倒し、業務面での見直しを図る。