震災の影響で採用スケジュールが後ろ倒しになり、就職活動が停滞している――こんな状況が、2012年卒業予定の学生を対象に毎日コミュニケーションズが実施した「2012年卒マイコミ学生就職モニター調査 3月の活動状況」の調査で分かった。

 就職活動で3月は通常、選考フェーズに進む学生が増加する時期だが、3月に企業へエントリーした割合は前半34.8%、後半37.3%(昨年は前半47.9%、後半46.0%)となっている。3月の平均エントリー社数も全体で4.4社と前年比で1.6社減少するなど、ほぼ全ての活動状況が前年を割り込んでいる。

 今年度は、12年卒学生の活動量は前年と比較すると全体的に減少傾向にあったが、3月は更に活動が停滞しており、東日本大震災の影響により大手企業を中心とした採用活動が後ろ倒しになったことが影響したようだ。

 震災に関連した調査結果では、8割を超える学生が企業の採用数の減少を懸念、採用スケジュールの後ろ倒しにより、就職活動の長期化を不安に感じる学生は7割以上に達している。

 震災の影響を受け、今後の採用に関しての心配事も多数挙げられた。全体では、「企業の採用数が減るのではないか」と回答した学生が80.1%、「選考時期が遅くなることにより、就職活動が長期化するのではないか」が71.6%、「選考時期が遅くなることにより、学業(卒研や実習など)に支障が出るのではないか」が60.5%と上位を占めた。

 被災地域ではそれらに加え「被災地域への学生の対応はどうなるのか」が66.7%(全体36.5%)、「志望企業の選考時期が重なり、受験機会が減るのではないか」が45.5%(全体30.6%)となり、今後の採用に関する不安は被災地域以外の学生よりも多岐に渡っていることが判明した。

 調査は、2011年4月1日〜2011年4月5日の期間、2012年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生の同社モニター3,921人を対象に実施し、1,000人(文系男子212人、理系男子309人、文系女子221人、理系女子258人)から回答を得ている。

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