2012年新卒の採用活動も厳選採用の傾向に変化なし――こんな結果が毎日コミュニケーションズが新卒採用の実績がある企業を対象に実施した「2012年新卒採用予定」調査の結果から明らかになった。

 調査によると、採用予定数は「前年並み」がトップだが、「増やす」と回答した割合は、大学院(文系が)が前年比5.4ポイント増の12.2%、大学院(理系)が同8.0ポイント増の20.7%、大学(文系)が同6.8ポイント増の19.7%、大学(理系)が同9.2ポイント増の23.9%となっており、不況後の急激な悪化からは回復の兆しが見えるが東日本大震災の影響が懸念される。

 新卒採用を実施する理由について聞いたところ(複数回答)、「組織の存続と強化(活性化)」(70.6%)、「年齢など人員構成の適正化」(61.7%)、「将来の幹部候補・コア人材の確保」(59.3%)が前年に続いて上位に入ったが割合はやや減少した。

 一方、「販売・営業部門の増強」(前年比3.0ポイント増の28.8%)、「経営状態の好転・既存事業の拡大」(同3.7ポイント増の23.1%)、「新規事業への進出」(同2.2ポイント増の9.2%)が前年に比べて増加しており、新たな成長に向けた人材獲得に動き出しているようだ。

 だが、企業が学生を採用する際の評価基準については、「厳しくする」が調査開始以来の高い数値となった「09卒:15.1%→10卒:44.6%」以来、11卒(「厳しくする」39.4%、「前年並み」60.2%)に続いて、12卒(「厳しくする」23.9%、「前年並み」75.2%)も厳選採用の傾向に変化は見られない。

 採用の質と量の比較を聞いたところ、大学院と大学では文系・理系ともに「徹底して質」「量よりは質」を合わせると95%以上となっており、質を重視した採用方針となっている。

 3年以内の既卒者の対応を聞いたところ、32.9%が「新卒として受け入れる(予定)」と回答。受け入れると回答した企業の8割以上が「戦力になるのであれば新卒も既卒も関係ない」を理由に挙げている。

 同調査は、2011年2月4日〜3月7日の期間に実施しており、東日本大震災の影響は反映されていない。新卒採用実績のある国内7950社を対象に実施し、1295社(上場253社・未上場1042社、製造482社・非製造813社)から回答を得た。

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