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「Golf For Charity」とは、インターネットのファンドレイジング・ツール「JustGiving」から生まれたゴルフを通じて寄付金を集めるプロジェクト。支援したい団体に直接寄付を行う代わりに、ゴルファーが自分のチャレンジ(=Golf)を決め、目標額を自由に設定し、そこを目指して自身がチャレンジャーとなり、BlogやTwitterなどで友人・知人・ファンに寄付を呼びかけ広報活動できるという新しいやり方にも注目が集まっている。東日本大震災の被災地のために寄付を呼びかけることも、ゴルファーが行う一種のチャレンジとしている。なぜかといえば、娯楽性の高いイメージを持たれるゴルフは、相次ぐコンペやトーナメントなどの自粛や中止という現実もあり、ゴルフを楽しむことが不謹慎だと思われがちだが、あえてゴルフを通じてできることを呼びかけ行動できる人は、やはり勇気あるチャレンジャーといえよう。

今回は多くのプロゴルファーから一般のゴルファーまでがチャレンジャーとなり寄付を呼びかけている。誰よりもゴルフに時間とお金と気持ちを注いできた人達が中心だ。東日本地方には多くの美しいゴルフ場が点在し、首都圏からも利用者が多く訪れる。そこで働く人々、仲間、地元の温かいファン、それらを取り巻く環境や被災地の復興に協力したいと強く願うのは当然のこと。同じく、自分も何か協力したいという全国のゴルファーや賛同する人々の想いを、1つの大きなゴルフボールにして遠くまで早く正確に飛ばすのが「Golf for Charity」の役割。メンバーになり一緒にチャレンジするか個人がチャレンジャーになるか、またチャレンジャーを応援するサポーターとして寄付を行なうかは自由。ゴルフには「Play fast」というマナーがある。今、まさにその精神を発揮し、スマートにチャレンジするときかもしれない。ゴルファーの前に、日本人として、1人の人間として。できることを集めたチーム力で、被災地にフォローの風を吹かせよう。

写真はチャリティに参加している甲田プロ、薗田プロ、石井プロ

text / yukiko shimada , photo / shinobu ishii


Just Givung 「Golf for Charity」

・チャレンジ寄付金額500円〜
・クレジットカード使用可
・支援団体 CIVIC FORCEなど
・主なチャレンジャー(順不同・敬称略)
男子プロゴルファー 丸山茂樹 ・芹澤信雄・宮本勝昌・藤田寛之・石井忍・薗田峻輔
女子プロゴルファー 宮里藍・北田瑠衣・甲田良美・有村智恵・横峯さくら・竹村千里 真琴
 他多数のゴルファーがチャレンジ中