プレイステーション3とXbox360で発売が予定されている話題のゲーム『エルシャダイ』。ガチムチで肉体を誇示するかのような服装をしているキャラクターたちが登場し、その演出、その世界観、そのストーリー、すべてにおいて前評価の高いゲームだ。

しかし、ゲーム性に関してはあまり議論・評論されていない。そこで今回、4月14日から配信されている『エルシャダイ』の体験版を実際にプレイし、ファーストインプレッションとして批評してみたいと思う。

アクションゲームとしては極めてシンプル。敵の攻撃、マップの構成、トラップの仕かけ、どれもシンプル。やっていることが極めて古典的だ。オーバーブーストなどの新しい要素はあるものの特筆して「おもしろい」といえるものではなく、「よくできたシステム」ではあるが早々に飽きがくる。

このゲームはアクションゲームでありながら、本当はそこを楽しむゲームではない。アクションを楽しむために購入した人は早々に飽きてしまうが、ストーリーやビジュアル、その演出を楽しむために購入した人は満足できるのではないだろうか?

特にビジュアルと演出部分は非常に画期的でおもしろ味があり、「こんな世界を冒険できるなんて!」や「おとぎの世界に入ってしまったみたいだ!」と思えるほどである。アクションゲーム部分がシンプルすぎて飽きそうになっても、ビジュアルと演出、そしてストーリーがプレイヤーをグイグイと引っ張っていき、最後まで遊ばせるパワーがあるのは確かだ。

「どうすればプレイヤーをワクワクさせられるか? どこがプレイヤーのツボなのか?」を徹底的に考えて作られたゲームなのは確かであり、アクションゲームであってアクションゲームではないのも確かだ。

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