「被災地に、物件がないのは、悲しすぎる」と日記に書くさくま氏

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 大ヒットゲーム「桃太郎電鉄」のWii2012年版が、東日本大震災の影響で製作中止となったことが明らかになった。作者のさくまあきら氏がウェブ上の日記で明らかにした。

 これまでも「桃太郎電鉄」の2012年版にたびたび言及していたさくまあきら氏。15日に同ゲームを発売しているハドソンの上原和彦新社長と会ったことなどを日記に記している。そこではいままで通り、携帯とiPhoneのゲームを作り続けてほしいと言われたものの、「当初予定していたWii版『桃太郎電鉄2012(仮)』は、東日本大震災で、三陸沖が被災してしまったこともあって、描きづらいので、正式に製作中止となった」と同ゲームの製作が中止になったことを明らかにした。

 さくま氏は理由として「被災地に、物件がないのは、悲しすぎるし、何事もなかったように、いままでの物件が堂々と登場するのも変だ。実はこの辺の扱いで、東日本大震災以来、ずっと苦しんでいた」と震災によって被災した地域をどう描くかで悩んでいたことを明かす。「非常にナーバスな問題だけに、ちょっと手元が狂っただけで、多くの人を傷つけてしまう」と心遣いも見せている。

 ただ、永遠に作らないわけではなく、「『桃太郎電鉄』の出番は、東北が復興し始めたときにこそ、『東北はこんなに元気になっていますよ! 東北に来てください!』と宣伝することに、協力できるようにおもう」としており、復興の際に製作することを約束している。

 奇しくも「桃太郎電鉄」のケータイ版である「桃太郎伝説モバイル」ドコモ版が今日から配信開始。好調な滑り出しを見せているという。Wii版はとりあえず製作中止するが、東北が復興した際にまた新たに製作されることだろう。

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