カラフルなレンジ用スチーマーの人気もあり、蒸し料理のおいしさに注目が集まっています。素材に蒸気をじっくり当て、旨味を引き出す調理法は、手軽にできる上、油や調味料も控え目に作れるという点でも、健康に気づかい、時間に追われる現代人にとっては、まさに一石二鳥。

 日本のフードスタイリスト第一号のマロンさんは、著書『おいしいものにはワケがある!』の中で、蒸し料理の基本から応用まで、オリジナルティあふれるレシピを紹介しています。しかも、蒸す専用の調理器具がなくても大丈夫! 「フライパン+ふた」さえあれば、おいしい蒸し料理ができるとマロンさんは言います。

 たとえば、「小松菜の炒め蒸し」のレシピ。最初のポイントは、「蒸す前に、洗った野菜は水気をきちんと拭き取っておくこと」。この場合、野菜の持つ水分で蒸していくので、余分な水分が入ると水っぽくなってしまうという理由から。蒸し料理をおいしく作るための「基本中の基本」を知ること。それ自体が、料理をおいしく作るための重要ポイントなのです。それをマスターしたら、今度はアレンジをすることでバリエーションを広げてみましょう。「小松菜の炒め蒸し」では、よくプロが中華料理で使うという「油塩」をご紹介。フライパンに油、塩を入れて熱し、その中に小松菜を入れて、炒めておくと、青菜に味がうまくしみ込み、彩りも鮮やかにツヤっぽく仕上がる」(マロンさん)。

 その他にも、「茶碗蒸し」、「アサリの酒蒸し」、「ホイル蒸し」の基本料理。素材を蒸して、マロンさん特製のソース、たれ、塩などをかけていただく究極のシンプル蒸し。さらには、「アクアパッツア」、「蒸し寿司」、「パエリア」、「ローストビーフ」といったおもてなしにも喜ばれる絶品料理。デザートの「カステラ」、「キャラメルプリン」、「フルーツ蒸し」など、64品のレシピが載っています。初心者でも、わかりやすい解説で、レシピも比較的短めというのもうれしい限り。「手間は抜いても、手は抜かない」というマロンさんの教えが実感できるのではないでしょうか。



『手間は抜いても手は抜かない「マロン流」蒸し料理の数々』
 著者:マロン
 出版社:芸文社
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