有害化学調味料で豚肉が牛肉に変身!? 中国で「ニセ牛肉」が出回り波紋

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日本に衝撃を与えた段ボール入りの肉まんや、偽たまご、偽コメなど、食品の偽造が相次ぐ中国で、新たに「偽牛肉」が登場し波紋を広げている。

中国メディアは15日、陝西省西安市の飲食店らが、豚肉やカモ肉、鶏肉などを特別な化学調味料に漬け、牛肉として販売していると報じた。

化学調味料は「牛肉液」や「牛肉粉」があり、どちらも各種化学物質を大量に含んでいるため、人体には非常に有害。しかし、肉を化学調味料に漬けると肉質が柔らかくなり、価格の安い肉があっという間に高価な牛肉に変身してしまうという。飲食店らは偽牛肉に薬味で味付けをし、肉眼で識別することが難しい串焼きにして販売していた。

化学調味料は1缶(500グラム)約20〜70元(約254〜891円)ほどで、25キロ相当の牛肉を作ることができ、これにより店側は約500元(約6400円)の利益を得られるという。

化学調味料を販売していた市場では、裏で「商売をする場合は使用してもいいが、本人が直接食べるなら使うな」、「各種化学物質が大量に添加されているので健康に悪い」と言われていた。

中国のメディアは、2008年にも偽牛肉が登場したが、当時は価格の安いハムに小麦粉と少量の牛肉を混ぜて作ったものだったが、今回は化学調味料を添加して作られたものであるため、より深刻だと報じた。

同話題は韓国のネット上でも関心を集め、「大陸の錬金術」「なぜ食べ物でニセモノが出るんだ?」「中国は想像を超える」「世の中のすべてのものをニセモノで作る」などのコメントが書き込まれた。


参照:調味料をふりかけて牛肉になる?…中「偽牛肉」で波紋 - 京郷新聞
参照:中国偽牛肉で波紋「何を信じたら」韓国よりも不安が増幅 - NEWSEN


(文:林由美)

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