4月12日、福島第一原発の事故評価レベルが最悪の「レベル7」に引き上げられました。これで、福島原発事故はチェルノブイリと並ぶ、「原発史上最悪の事故」と認定されたことになります。

 今も放射能は漏れ続けており、今後の状況次第では、福島原発から遠く離れた土地にも被害が及ぶ可能性が高まっています。そんななか、書籍『「原子力事故」自衛マニュアル』が青春出版社から緊急出版されました。

 「"その時"すべきこと、絶対してはいけないこと」という副題の本書では、原子力問題の第一人者である理学博士の桜井淳さん監修のもと、「原子力事故」が起こったとき「どうすれば身を守れるか」という疑問について詳しく解説しています。

 桜井さんは、「日本には、いまもなお多数の原発が稼動しています。原発周辺の住民のみならず、日本に住むすべての人は、この事実をあらためて認識する必要があります」と指摘します。「安全には万全の配慮をしていたが、津波がその想定を超えた」とする東京電力の事故に関する説明を信じるならば、それはかえって、事故が起こった福島原発のみならず、日本中の原発が「想定外」の事態が起これば同等の事故を引き起こす可能性を持っているということ。しかも、この「想定外」の事態は、福島で実際に起こってしまったのです。

 「原発大国日本」に生きる我々は、これから否応なくこうした事実と向き合っていかなければなりません。だからこそ、「もしも」に備えた基本的な知識が必要です。桜井さんは「正しい知識こそが最大の自衛手段になる」として、本書刊行の意図を次のように記しています。

 「私が懸念するのは、いざというとき、こういう表面的な情報に惑わされたり、パニックを起こしたりして、かえって被害を大きくしてしまうことです。それを避けるには、本書に書かれているような基本的な知識を身につけ、情報を冷静に判断することが欠かせません。(中略)本書が、原子力に関する不可欠な知識と正しい理解のため、役立ってくれることを願います」



『「原子力大国日本」のための"自衛マニュアル"緊急出版』
 著者:
 出版社:青春出版社
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