東日本大震災で人々に勇気を与えたツイートたち

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 東日本大震災の発生後、電話やメールなど、主要の通信手段が途絶えてしまった中で、多くの人が利用したのがツイッターです。
 ツイッター上には様々な情報が飛び交いました。時にはデマが拡散され、問題となりましたが、心が温まる言葉や気持ちを奮い立たせるつぶやきもたくさんありました。そうした251のつぶやきが『祈りと希望』(経済界/刊)として一冊の本にまとめられています。

■車掌さんのエール
 今朝の東横線車掌さん、アナウンスで「大変なことになってますが、ここが頑張りどころです。みんなで力を合わせて乗り切りましょう!」と。すごいびっくりした。
(p21「駅員さん」より)

 時に、シャレの効いたアナウンスで電車内の空気を和ませてくれる車掌さん。朝、こんな風に言われると、目が覚めて元気が出そうです。

■若者の決意
 今は学生で、日本の役に何も立てないけど、10年後には日本の危機を救えるように落ち着いて勉強することにする。
(p97「若者たち」より)

 本書には若者たちのつぶやきが多数掲載されています。そこからは、これから先の日本を背負っていくのは自分たちだという覚悟が伝わります。

■「不謹慎」に負けずに
 明日から、街が動き出す。・・・きっと「不謹慎だ」「自粛すべき」という声も出るだろう。でも、被災地を救う元気と活力は、街が動き出さないことには生まれてこない。働こう。学ぼう。それが自由にできない人々のことを想い、いつも以上にがんばろう。
(乙武洋匡さん/p156「著名人」より)

 この震災のツイートで注目を浴びた1人が『五体不満足』(講談社/刊)の著者でライターとして活躍している乙武洋匡さんです。乙武さんはどんな批判や誹謗中傷もしっかりと受け止め、前向きな言葉を送り続けています。

 本書に掲載されている251のつぶやきは全て投稿者の許可のもとに掲載されているそうで、編集プロダクションの「MOSHbooks」を中心とした「祈りと希望」実行委員会によって編集されています。

 言葉は時として人を傷つけますが、人の心を救うのもまた言葉です。
 それらの言葉に「正解」はありません。人々は想いの丈を、ツイッターを通して発信し、心に響いたものはリツイートされていきます。ポジティブな言葉、ネガティブな言葉、全ての言葉が今の私たちを表していると言えます。
 そして、この大震災で生まれた様々な言葉を忘れずにいることが、震災を伝えていく上で大切なことなのではないでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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