2011年1月15日、ソマリアのアデン湾で韓国の三湖海運所属のケミカルタンカー「三湖ジュエリー号」を乗っ取り、同月21日に韓国海軍・清海部隊による人質救出作戦の際に逮捕されたソマリア海賊5人が、韓国語を勉強していることが分かった。韓国メディアは、「ソマリア海賊は韓国語を熱心に勉強中」と関連内容を相次いで報じた。

 韓国メディアによると、清海部隊に逮捕された5人の海賊は、2月8日に釜山拘置所に移送された。拘置所に収監される当日、海賊たちは「韓国語を学びたい」と刑務官に求めた。同要求をうけた拘置所側は、内部の検討を経て海賊たちに韓国語を教えることにしたという。

 釜山拘置所では、英語が上手な刑務官2人を選んで、2月9日から海賊たちに韓国語を教えてきた。また海賊と円滑なコミュニケーションを行うため、「韓国語の先生」を務める刑務官らは、日常会話など簡単なソマリア語を勉強していたことも分かった。

 海賊たちに韓国語を教えると決めた理由について、拘置所の関係者は「海賊とのコミュニケーションも必要だが、韓国語を学ぶことによって(海賊らが)わが国と親しくなり、再びわが国の漁船に手を出さないようにするという目的もある」と明かした。

 釜山拘置所に収監中である海賊たちは、逮捕当時に比べて顔色も良くなっており、体重も3−4キログラム増えた。一部の海賊は弁護士を通じ、「韓国の生活が良いため、帰化したい」との意見を伝えたという。一方、海上強盗および殺人未遂で起訴されているこれら海賊に対する裁判は、5月23日から行われる予定だ。(編集担当:永井武)



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