財力で男を選ぶ女は正しい?

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 恋愛においては、どんな基準で相手を選ぼうと基本的には自由なのですが、中には世間的にいい顔をされない要素もあります。
 とりわけ女性が男性を選ぶ基準として、「計算高い」「不誠実」といったマイナスイメージがつきやすいものが、「相手の財力や肩書、地位を見て相手を選ぶ」というもの。「お金目当ての結婚」が代表的ですね。
 しかし、明治大学教授でテレビなどでもお馴染みの齋藤孝氏の著書『今、そこにある苦悩からの脱出』(KKロングセラーズ/刊)によると、社会学的観点から見れば、女性が「相手の財力や肩書、地位を見て相手を選ぶ」のは必ずしも間違ってはいないそうです。

■男は性的エネルギーを、社会的努力へのエネルギーに変換する?
 男性が、根源的な性的エネルギーを文化的・社会的努力へのエネルギーに変換して(平たく言えば、「モテたいからがんばる!」ということです。)スポーツやビジネスで成功するという例は昔からたくさんあり、こうしたエネルギーが社会の発展に大きく寄与してきたとも言えます。
 そして財力や地位というものは成功によってもたらされるもの。つまり「相手の財力や肩書、地位を見て相手を選ぶ」女性というのは、そこにいたるまでの男性の努力とその結果を評価しているともいえるわけです。
 男性の努力の結果を女性が評価し、女性の評価を求めて男性がさらに努力するということは、社会が発展する一つの過程なのです。

 一方、たとえば男性を容姿で選ぶ女性が増えると社会は衰退します。容姿端麗な男性は、持って生まれたままの状態でもモテるので、過分な努力が必要ありません。そして男性が努力をしなくなると社会全体のパワーがダウンします。
 極端な意見ではありますが、男性の容姿にこだわる女性が増えると社会の推進力が弱くなり、男性の努力の成果にこだわる女性が増えると社会は発展するというのは、社会的観点からの一つの見方です。

 『今、そこにある苦悩からの脱出』で齋藤氏は、現代の様々な事象を取り上げて論じることで、社会的マイノリティだと自覚している人に新たな視点を与え、エールを送っています。
 自分の進むべき方向が決められない、モヤモヤとして悩みの中にいる、そんな人は一読をおすすめします。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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