自分の想い伝える“ストーリー”とは?

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 小学校や中学校で人気のあった先生というと、面白く説明をしてくれたり、その教科に上手く興味を抱かせてくれる先生ではなかったでしょうか。淡々と教科書に沿って説明されるよりも、自身の体験談が語られていたり、少し小ネタを織り交ぜた説明の方が、自然と引き込まれます。
 それはビジネスシーンにおいても同様です。

 『ストーリーで体験を語れば人の心を動かせる』(こう書房/刊)の著者である鈴木裕子さんは、人に自分の話を理解してもらうときには「自分だけの物語」、つまり「事例」を話すことが大切だと言います。

 「事例」とは自分自身が体験したことや、身の回りで起きたこと、さらには世の中で起きた出来事のこと。それらを通して、自分が訴えたいメッセージを伝えます。
 例えば、ホテルや旅館、飲食店などの口コミ情報もその1つ。お店のホームページに書いてある「美味しいです!」という言葉より、口コミの「あの店はすごく美味しかったよ」という言葉のほうが心に響いてくるのではないでしょうか。これは“体験談によって心が動かされる”という1つの例といえます。

 しかし、自分の伝えたいことがあっても、それに合った話題が必要です。では、どのようにして話題を集めればいいのでしょうか。
 1つは「ネタ帳」を作ることです。鈴木さんは、ノートを用意し「これは使えるかも!」と感じた会話の内容や出来事はすかさずメモにとるなどして残しておくそうです。また、著名人の講演や会社の経営トップの訓話、研修の講義などの話も話題の材料にピッタリだと言います。

 また、1つ勘違いしてはいけないことがあります。それは、実際に話をする際に、相手にいい話を教えてやろう、理解させようという姿勢で臨んではいけないということ。鈴木さんは相手に話を聴いてもらおう、理解をしてもらおうとしたときに初めて相手はこちらを向いてくれると言います。
 独りよがりにならず、自分だけの物語を話す。プレゼンや商談の場、研修の場、そしてスピーチといったさまざまな場面でこの心得は役立つはずです。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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