写真週刊誌『FOCUS』(新潮社)が4月13日に、東日本大震災の特集号として復刊しました。2001年8月の休刊から約10年、未曽有の大災害が「緊急復刊」を促す結果となりました。

 休刊の翌年から3年間は年1回のペースで、夏に特別号を発行してきた同誌。今回は2004年8月以来の復刊となります。約7年間の沈黙を破って、週刊新潮別冊として発売。復刊を決めたのは、売り上げが見込めるからという理由のほかに、この大災害を記録しておかねばならないという写真報道媒体の使命感があったからかもしれません。

 「人影が蒸発した『福島原発』20キロ圏内の光景」「フォーカス『精鋭カメラマン』が捉えた『この1枚』」など、写真誌の持ち味を生かした特集が目をひきます。

 表紙は従来のデザインを踏襲したもの。女性が手を合わせているこの絵柄は、休刊の1号前に発売された、FOCUS通巻1000号で使われたものです。なぜ同じものを使っているかはわかりませんが、モダンアートのようなデザインは、今見ると、懐かしさと新鮮さを同時に感じさせてくれます。

 ネットニュース全盛の時代、「一枚の写真ですべてを語る」という旧来型の手法が、人々に問いかけるものは少なくないかもしれません。



『『FOCUS』が休刊から10年で復活−震災特別号が13日発売』
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 出版社:新潮社
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