テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

最近は着てないのですが、若い頃「フェイクレイヤード」というタイプの服を持っていたことがあるんですよ。

これ、何なのかというと、たとえばTシャツをカーディガンを重ね着しているように見せかけて、実は最初からくっつけてある服のこと。本当に2枚の服を縫い付けているわけではなく、重ね着に見える裾や襟の部分にだけ別の布をつけているだけのことが多いです。

フェイクレイヤードなんて横文字で言ってるのでかっこよさげに見えますが、要するに「重ね着のパチモン」です。

で、ふと思ったのですが、重ね着ってその組み合わせを色々考えるのもまたファッションの楽しみの一つなわけで、最初からくっついてたら着回しのバリエーションも増えないし、考える楽しみもないじゃないですか。じゃあ何でフェイクレイヤードが売れるのか。

これはつまり、あれだ。当時の自分の思考を思い出したところによると、「重ね着でオシャレな雰囲気は出したいんだけど、組み合わせを考えるのが面倒だから、なら最初から“重ね着風”になってる服を買えば楽だしそれっぽく見えるじゃん」ってことなんだと思う。さらに言うなら「“オシャレ”というゴールにはたどり着きたいけど、そこまでの走ったり転んだりする過程には興味がないからすっ飛ばしたい」という横着心の産物なわけで。

いやもう、だったらさ、いっそのこと上から下まで全部丸ごと合わせてフェイクレイヤードにしちゃえばいいんじゃないかな。たとえばスーツのジャケット・シャツ・ネクタイ・ズボンを全部くっつけて1枚にしてしまう。もしくはジッパーを目立たないようにつけて、つなぎみたいに仕立てとけばいいんじゃないかな。そしたらトータルで使う布量が劇的に減るから普通に全部買うより安くなってバカ売れ! 名付けてオールフェイクレイヤードスーツ! ほらカタカナにするとなんかそれっぽい!

みたいなことを友だちの女の子に力説したら、

「でもデートして良い雰囲気になった男とホテルへしけ込んで、さあやるぞってときに相手の男がそのスーツをもぞもぞって一気に全部脱いだら、『何のイリュージョンだよ!』って爆笑しながら金玉蹴飛ばすと思う」

と真顔で言われたので、オールフェイクスーツ商品化の際には鉄製の男性用貞操帯もセットで販売してください。よろしくお願いいたします。
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この記事の元ブログ: フェイクレイヤードをスーツに取り入れたらどうか


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