大学時代に“1万冊の本”を読んだビジネスパーソンの正体

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 これまで「20代」をテーマとしたビジネス書を多数執筆し、若手ビジネスパーソンを叱咤激励してきた千田琢哉さん。新刊となる『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』(かんき出版/刊)も20代に向けた1冊となっています。
 これまで大学時代に1万冊もの本を読み、これまで1万人以上ものビジネスパーソンたちと対話(1対1の面談)してきたという千田さんですが、その中で、膨大な数に上る気づきがあったとのこと。「本を読む」とはどういうことか? そして、彼が本書を通して読者に呼びかけようとしているメッセージとは?
 新刊JPニュースでは、インタビューを3回に分けてお送りします。


―前編:大学時代に1万冊の本を読んだ、その理由は?―

―今回は宜しくお願い致します。まずは本書の出版の経緯から教えて頂けますでしょうか。

千田琢哉さん(以下、千田)「もともと、私は一緒に仕事をしたいと思った出版関係者には、まず原稿を送っていたんです。その中に、後にこの本を編集してくださることになる谷さんがいらっしゃいまして、今年の1月中旬に谷さんがかんき出版さんの方に転職されるということでしたので、原稿を送ったところ、『是非私にやらせてください』という返事をいただきました。その間にもいろいろとあったのですが(笑)、だいたいこんな経緯ですね」

―本書は格言が右ページに、そして解説文が左ページに掲載されているという構成で、100個の格言が用意されています。この100個の言葉を千田さんはどのようにして集めたのですか?

千田「集めたというよりも、頭の中から出てきたという感じですね。学生時代だけで最低でも1万冊以上の本を読んで、社会人になってから1万人のビジネスパーソンと会ってきましたが、それが下地になっていると思います。
1万冊の本を読んだのは学生時代なのですが、当時は社会経験がないから机上の空論だよなと思うじゃないですか。でも、社会に出て本に書かれていたことを検証していったとき、本の内容とリアルのビジネス現場、人と人の関係がほぼ一致したんです。『あ、これ本に書いてあった』というシーンは数え切れないほどありましたし、様々な企業の社長の話を聞くなかで悩み事とその解決方法までもが見事に今まで読んだ本に書いてあったことと一致してくるんです」

―本を読んでいたからこその体験ですね。

千田「そうなんですよ。読書経験や様々な人との出会いの中で十数年ストックしていたものが、今、溢れてきているんです」

―こうした本の構成にしたのは、どうしてなのでしょうか?

千田「今まで私が書いた本の中で最も評価をいただいたのが、『20代で伸びる人、沈む人』という去年の4月に出した本なのですが、それは、見開きで1個ずつコピーがあってその解説文があるという構成になっています。この本を書いたとき、『あ、この書き方は自分に向いているな』と思ったんです。書き直しやすいですし(笑)。
だから今回も、100個の格言を集めたというわけではなくて、1から順番に書いて、だいたいページ数にして200ページくらいになる100個集まったところで、谷さんに送りました」

―では、自然に出てきた言葉たちを100個用意したということですね。

千田「まさしくそうです。ワーッと一気に書き上げて100個で打ちとめたということですね」

―他に頭の中から湧き出てきた言葉はあったのですか?

千田「それは次の本にまわそうと思います(笑)。ありがたいことに、今のところボツになった原稿がないんですよ。本を書く前は、ボツの山が襲い掛かってくるんだろうなと覚悟していたしそれは今でも覚悟していますが、振り返ってみると現時点においては百発百中なんです。たいていどこかの誰かが評価してくれています。だから、今は1から100を書いて編集者さんに渡して、また書いて、という感じですね」

―では、次から次へと言葉が生まれていくような感覚ですね。

千田「そうですね。よく書いているときに思い出すのは、誰かの顔です。過去に会った人の顔がふわふわと頭の中に出てきて、その人から気づかせてもらったことや、本で読んだことと一致することを考えるとアイデアが出てきますね」

―本書のプロローグで、大学生時代に1万冊の本を読まれたと書かれていたのですが、その1万冊の原点となる本は何ですか?

千田「ダイヤモンド社から出ている中谷彰宏さんの『昨日までの自分に別れを告げる』という本です。私、大学入るまでは漫画以外読んだことがなかったんですよ。でも、漫画以外読めない人間で人生終わったどうしよう…という悩みもあって、たまたまその日も、大学が仙台だったのですが、仙台の丸善に漫画を立ち読みしに行ったんですね。そうしたら、何か変わった表紙の本があるんですよ。そして、大きな字で、『昨日までの自分に別れを告げる』と書かれていて。ちょっと心が響いてページを開いたら、また大きな字で、『人は、一行の言葉で、一瞬に生まれ変わる』というようなことが書かれていて、すごい言葉だな、と。
ちょうどそのときの自分の心のバイオリズムとピタリと一致したんだと思います。そこから30分くらいで読んでしまって、本当に初めての読書体験でしたね。「おお、これが自分の人生最初に読んだ本だ」って(笑)。そういうきっかけで中谷彰宏さんの本から読み始めました」

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