『Xacti』ブランドは2012年4月で消滅! 名称はともかく遺伝子は受け継がれるか?

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今回はCKさんのブログ『デジモノに埋もれる日々』からご寄稿いただきました。

『Xacti』ブランドは2012年4月で消滅! 名称はともかく遺伝子は受け継がれるか?

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パナソニックは、三洋電機のデジタルムービーカメラ「Xacti(ザクティ)」の商品ブランドを12年4月以降、原則廃止する。製品そのものは引き続き販売するが、パナソニックのデジタルカメラのひとつに位置づける。
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「パナソニック:三洋「ザクティ」廃止へ」 毎日jp(毎日新聞)

縦型デジタルビデオカメラの代名詞とも言えるSANYOの製品ブランド『Xacti』の名称廃止がほぼ確定したそうです。完全な廃止は2012年4月ということで、まだあと1年ほど先のことですが、少なくともこれから発売される新製品には『Xacti』の冠がつけられることはないでしょう。完全廃止は既存の発売済み商品の生産停止をもって完全廃止という扱いにするという意味合いになると思われます。

『Xacti』ブランドは2012年4月で消滅! 名称はともかく遺伝子は受け継がれるか?
私もずっと『Xacti』という商品を追いかけてきた身でありますので、この決定には色々と感慨深いものがありますが、一方で、この発表に特に驚きはありませんでした。来るべきときが来たか、という印象です。
 
「Panasonicが三洋の買収計画? Panasonicの中にXactiの居場所はあるのか?」 2008/11/01 『デジモノに埋もれる日々』
http://c-kom.homeip.net/review/blog/archives/2008/11/panasonic_sanyo_aquisition_xacti.html
 
2008年11月、SANYOがパナソニックの子会社化を発表した時点ではまだ、「“Xacti”はどうなるんだろう?」という不安どまりでした。実際には、『Xacti』は低価格路線にシフトし、親会社のパナソニックの商品群とのすみ分けを図って生き残りをしようとしているように見えました。
 
「SANYOブランドがPanasonicへ集約ーパナソニックが三洋とパナ電工を完全子会社化」 2010/7/2 『AV Watch』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100729_384234.html
 
しかし、2010年7月、完全買収が決定され、“SANYOブランド”そのものが廃止に向かうという決定が為された時点で、『Xacti』という名前が生き残る可能性はほぼ消えていました。現状、パナソニックには『LUMIX』という強力なブランドがあり、『Xacti』がそれに並び使われるほど大事なブランドだとは思えなかったからです。商品ラインナップをわかりやすく整理する意味でも、今後パナソニックで『Xacti』のようなものをつくるとしても、それは『LUMIX』あるいは『D-snap』といった名前で出てくることになるでしょう。
 
「パナソニック、三洋とコラボした縦型カメラを欧州で発売ー「Panasonic」ブランドで展開。日本発売は未定」 2011/2/17 『AV Watch』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110217_427598.html
 
実際、今度欧州で登場する予定の『Xacti』の新型では『Xacti』という名前は外されました。
 
でも、どう見てもこれは『Xacti』じゃん!
 
というのは誰の目に見ても分かるのですが、これをもって「なんだ、名前がなくなるだけで、“Xacti”自体はつくり続けるのね」と安心するのはまだ時期尚早です。当然ながら廃止が決定するまでに企画、製造してきたものはそのまま出さざるを得ませんからこういう形になりますが、4月からはおそらく組織が改編されて、“『Xacti』チーム”そのものが『LUMIX』チームと完全な別組織を保つということはなくなるでしょう。
 
そう考えると、経営統合の結果が商品という姿で出てくるのはだいたい1年後くらいからになりますが、そのころに『Xacti』の面影の残る 縦型カメラガングリップ形状を持ったカメラが残っているのかどうか、と言われるとまだまだ怪しいところがあります。
 
私としては、『Xacti』という名前が残らないのは仕方がないとしても、縦型、ガングリップ型というムービーカメラがこれからも残って欲しいと思っています。その結果がどうなるかはまだ誰にもわかりませんが、願わくばパナソニックという組織の中でも、その『Xacti』の遺伝子がいつまでも残り続けますよう、切に願っています。

執筆: この記事はCKさんのブログ『デジモノに埋もれる日々』からご寄稿いただきました。

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